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第77章 異国の地
「俺も...すげーいい」

舌が伸びてきて、律動の中音を立てて絡まる。

「ん...はぁ...んふっ...」

移動した羚汰の唇が首元を這い、息がかかる。

稜が体にぞくぞくしたものを感じていると、羚汰が何か言っている。

小さく囁くその声は、意識が飛びそうになっている稜の耳になかなか届かない。

「稜...。稜...て、...いい?」

「...な、に...」

羚汰の唇が、聞こえるように耳のすぐそばまで寄ってきた。

「もっと、シテい?」

声は聞こえたが、言葉の意味を理解するのに時間がかかった。

もう十分すぎるほど揺さぶら続けて、もう稜は限界を迎えつつあった。

でも確かに、今の羚汰の動きはいつもよりかはゆったりとしているかもしれない。

稜は涙が滲む目を必死に羚汰に向けて、小さく頷いた。

「して...。もっ...ぅんっ」

もっと、と言い終わらないうちに唇が触れる。

同時に羚汰の腰が稜の奥深く目掛けて躍動を始める。

「んふっ、んぁあっ、ああっ、やっ...ああああっ!」

もう限界に近づいていた稜は、すぐに果てを迎える。

羚汰の腕の中で体を反らし痙攣をすると、ほんの数秒待った羚汰がまた動きを再開する。

「...ぁああっ、だめっ、ま、まって...ま、だっ」

ベッドの上でバウンドをする稜の体を押さえつけるようにして、羚汰が腰を振り入れ続ける。

「ムリ...止まんね...」

足を担ぐかのように持ち上げて、稜の奥を攻め立てる。

稜はもう口を塞ぐことも出来ず、シーツを握りしめた。

奥を突かれる度に出ているであろう声が、どのように出ているかわからない。

苦しい息の中、羚汰の名前を呼ぶ。

「...お、たっ、んんっ、んあ、りょう...あぁっ」

「ああ、稜。...もっと、もっと呼んで」

体のナカで躍動しているモノがもう限界を迎えているのがわかる。

稜は必死でその波に抗いながら、羚汰にも一緒に気持ち良くなって欲しかった。

「ああっ、...もっと、もっとして、羚汰ぁっ」

「...くっ、稜っ。ああっ、イくよっ」


「「ぁああっ!」」


ベッドが最高潮に軋み、どちらのものかわからない声が部屋に響く。

何度か大きく振り入れた羚汰が、最奥に熱いものを放つのが分かった。

それから、まだ体が震える稜に、汗ばんだ羚汰の重みが加わった。
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