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NEXT 【完結】
第80章 promessa
「...っ」

稜の気持ちいい場所と擦れて、思わず体を固くする。

羚汰の言葉通り、疲れてなどいないようだ。

何度か体が前後に動かされ、稜の体がまた熱くなる。

そんな様子を見た羚汰が、小さくにやりと笑ったようだ。

「確かに。今日はもう遅いし。明日船乗るから朝早いんだよねー」

羚汰の指が、背中をゆっくり撫で上がり。
背中にあるビキニのフックを外す。

ゆるくなった肩紐をゆっくりゆっくり撫でながらはずしにかかる。

「っ...は...」

膨らみを優しく指が這い、揺れ動く様子を至近距離で見つめられている。

形を変えるように動かされ、今にも吸い付きそうな唇が吐息を運ぶ。

「りょう...た...」

「んー?」

舐めて欲しい。
その舌で転がして、吸い付いて、弄んでー。

突き出すように、羚汰にその胸先をもってゆく。

羚汰はそこから顔を避けるようにして、指先でそっとつつく。
違う刺激ながらも、体はビクッと反応をして。
息が荒くなってくる。

「触って欲しんでしょ?」

さっきの言葉をワザとに湾曲している。

「っ、違うっ...」

羚汰の指がまた稜の髪をなでている。

「違うの?じゃあ、どーして欲しいのか、ちゃんと言って?」

撫でながら稜の体を引き寄せ、その耳元でまた囁く。

「俺たち、夫婦になるんだからー」

吐息混じりのその言葉にまた体をぴくりとさせると、羚汰が顔をのぞき込んでくる。

「どうしたい?もう寝る?それともー」

「...シたい」

こんなに体を熱くしといて、止めるとかありえない。

だけど、それはきっと羚汰も同じハズ。

稜の決意みなぎる返事に、羚汰がおっという顔をした。
続けて笑いだしそうな羚汰を遮る。

「だけど」

「だけど?」

えっ、まさか?

といった羚汰の顔がなんだか嬉しい。

羚汰の目を見つめて、神妙に口を開く。

「ここは嫌」

「...へ」

「ベッドがいい」

まだ1回もベッドを使っていない。

大きくて寝心地良さそうな、ちいさな刺繍以外は真っ白なベッド。

ふふっと羚汰が笑って。

稜の体を抱きしめたかと思うと、そのまま立ち上がる。

慌てて稜も羚汰の体にしがみついて、ソファから数歩のベッドへと運ばれる。

ゆっくりとその上に2人でもつれながら横たわる。

「...それから?」

「いっぱいキスして?」
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