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NEXT 【完結】
第83章 斎藤家
少し時間を過ぎた頃に入った割には、沢山の料理が並んでいてテンションがあがる。

卵料理は、ゆで卵、スクランブルにオムレツ、中華風なオムレツ、卵焼きに温泉卵。
ソーセージにカリカリベーコン、スパムやミニハンバーグ。
他にも、野菜炒めやら、お粥の中華風コーナー。
焼き魚やお味噌汁やご飯に漬物。などなど。
パンも残り少ないのもあったが、数種類並んでいるし。
フルーツや飲み物なども数え切れない。

大きなお皿で、小さく仕切りのついたものに、ちょっとずつ乗せてテーブルに戻る。

「いただきます!!」

2人で手を合わせて食べ始める。
深夜に晩御飯を食べたとはいえ、それからよく動いたのでお腹ペコペコだ。

料理はどれも美味しくて、また昨晩の居酒屋メニューとは違ってあっさりした日本食もとてもいい。
稜はちいさなうどんをお代わりして。
羚汰は、カレーをお代わりしていた。

1通り食べてデザートのフルーツを食べていると、もう既に食べた終えたのか羚汰がアイスティーを飲みながら何やら笑っている。

「...何?」

「いやー。よく食べるなと思って」

そう言いながら、ひょいと稜の皿からグレープフルーツのひと欠片を取ってゆく。

「お腹空いてたんだもん」

それに、羚汰のほうが明らかにたくさん食べていた。
食べるのがちょっと早いだけー。

「ん。うまっ」

「まだあるよ」

フルーツの皿を2人の間に差し出すと、また羚汰の手が伸びてくる。
たくさん取ってきたので、ひとつふたつ減ってもかまわない。
なくなったら、また取りに行けばいい。
他にもフルーツがあったっぽいがもう空になっていて。
グレープフルーツとカットパインはまだ沢山並んでいた。

「や、その調子なら大丈夫そうだなって」

「へ?あ、うん...」

同じくグレープフルーツにかぶりつきながら、聞き返す。

羚汰が何やら苦笑いをしているということは、体がしんどくないか、ってことだろうか。
睡眠が足りていたのか、そこまで重だるいカンジはない。

「よく眠ったからー。あ、時差ボケのこと?」

「んー。いや。...やっぱ言わない」

「そこまで言ったら気になるよ!」

時差ボケのことでもないとなると。

「俺んち行くのに緊張するって、前言ってたから」

そう言われて思い出す。
美味しい料理に舞い上がってすっかり忘れていた。
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