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第84章 パイプベッド
顔を背けたまま何も言い返せないでいると、優しく顔を撫でられる。
目が合うと、ふふっと優しく笑ってきた。

「...何?」

「いや。稜って、分かりやすいなと思って」

チュッと唇が重なる。

「本気で嫌な時、殴ってくるしー」

「な!!」

殴ってなんかない!

そう言おうとしたけど、あまりの衝撃と、羚汰が繰り返す小さなキスで言い返せない。

確かに、何度か拒否ったことはあるけど。
それは明らかに仕事に遅れそうな時とか、予定があって出掛けなきゃいけない時とか。
ほんの数える程度。

でも、殴ってなんか。

逃げようとしてぶつかったことぐらいはあったかも、だけど。

「ぷっ。思い出した?」

「だって、あれはっ...」

「しー!!声が大きいよ?」

唇に人差し指が押し当てられる。

さっきは、少々聞こえないって言ったのに。

唇に乗った指が移動し、いつもの様に唇を撫でる。

羚汰の顔か近くて、今にも唇が重なりそうなくらいで、吐く息も感じる。

唇を凝視していた羚汰の瞳と、ふっと目が合う。
さっきまで、笑うようだった目がぐっと真剣なものに見えてた。

吸い込まれるように、稜は自分からその唇に吸い付いた。

嬉しそうに羚汰も応える。

何度も何度も唇を味わうかのように、吸い付いて。

羚汰の体に手を回し引き寄せる。

それか合図かのように、舌が入ってきて今度は稜が応える。

夢中でキスを繰り返し、互いの肌を弄り、パジャマを脱がせ合う。

Tシャツを脱ぎ去る間だけでも離れるのが嫌で、離れては勢いよく互いの舌を貪る。

撫でるだけだった指先が稜の胸を包み優しく揺らすと、稜は堪らず声を漏らす。

「んっ...ふぅっ...」

舌が離れようとするのを、羚汰が追いかけて捉える。

指先で膨らみを捏ねられ、つままれて身体がまた大きくくねる。

「んはあっ...。りょう、たっ」

「ん」

垂れた唾液を追って羚汰の舌が顔を舐めまわしている。
首から顎にかけてを舐め上がり、また舌を差し入れてくる。

羚汰の体に回した手がつかまれ、ベッドに固定するかのように押し付けられている。

いつしか、激しく上下する胸に羚汰の舌が辿り着いて、舐めまわし始めた。

ふいに羚汰が離れたと思ったら、稜のショートパンツに手が掛かって、ショーツごとゆっくり抜き取られる。
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