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NEXT 【完結】
第86章 NEXT
同時に胸も弄られ、耳元を舐め回され、いとも簡単に飛ばされる。

「...んぁああっ」

体を震わせて果てると、そこから指を抜いた羚汰が稜の体を撫で回し、首元にたまっていたキャミを抜き取る。

稜も腕を上げそれを脱ぎ去ると、横に向きになって羚汰のTシャツに手をかけた。

羚汰が腕を抜く間に、その胸に唇を寄せる。

ビクッとしたその体に指を這わせて、Tシャツを脱ぎ去った羚汰の顔を見上げながら、胸先に舌を絡める。

「ほんと...エロ過ぎ...」

頭が撫でられたと思うと、ぐいっと持ち上げられ唇が重なって舌が囚われる。
その舌の躍動に必死で応えていると、いつの間にかソファに仰向けにされ、ショートパンツを引き抜かれている。

歪なカタチにズレていたショーツも脱がされ、また指がその場所に舞い戻る。

膨れた芽を指で揺すられ、音を立てて蜜穴を往復する。

次は羚汰が入ってくると思った稜は腰を揺らしながらも首を振る。

「っ、羚汰っ、羚汰が来て」

「指は、イヤ?」

ポイントを執拗に弄られ、稜の体がソファの上でバウンドする。
体もピンク色に染まって、美味しそうな胸の先に歯を立てる。

「こんなに、気持ちよさそうなのに?」

「んあっ、りょったぁあっ」

小さく震えだした稜の体から指を引き抜く。

手首のあたりまでぐっしょり濡れた指を、羚汰が口に含んだ。

その姿を滲んだ向こうでなんとか捉える。

「はやく...きて」

羚汰が体を起こして、自身を取り出しているのがわかる。

稜は自分から足を広げてそれを待った。

「...いいね。自分で広げてみて?」

少しためらったものの、羚汰に言われるがまま自分の指でその場所を広げる。
その動作が出来ることに自分ても驚く。
頭というより、体が羚汰を欲している。

エアコンから出ている風が、蜜をまとったその場所に当たってひんやりとする。

恥ずかしくて、早く塞いで欲しいのに。

羚汰を見ようと視線を動かした途端、熱い固まりが擦りつけられた。

「っ、もう限界っ」

ぐっ、ぐぐっ、と羚汰が突き進む。

冷えた場所が瞬く間に熱せられるように擦り上げられ、体が震える。

「はぁっ...んんっ」

大きく吐く息ごと唇も塞がれ、舌も入ってくる。

「稜...」

名前を呼ばれたと思った途端、また下腹部に衝撃がやってくる。
羚汰が律動をはじめたのだ。
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