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NEXT 【完結】
第86章 NEXT
言わされているワケではない。

それを実感した稜は、振り絞って声を上げた。
とは言っても、交わる音にかき消されそうなぐらいだ。

「もっと、いっぱい、突いてっ、...もっと奥までっ」

これには羚汰も驚いたようだ。

「...いいの?ホントに?」

「っんとぉ、もっと、...っとぉ」

動く羚汰の太ももの辺りに手を伸ばしてそう懇願する稜に、羚汰のリミッターが弾ける。

「っ!...ホント、後悔するよっ」

「...ああっ!...あっあっあっ!」

今までのが比にならないほどの衝撃が次々とやってきて、稜は抑えていた声が嬌声となってほとばしる。

もうどこを掴んでとんな声を発しているか分からない。

それでも羚汰の熱く憤ったモノを感じ、それが自分のナカで今にも弾けそうに動き回っていて。
うねり痙攣を繰り返す狭いナカを掻き乱される。

恐ろしいほど苦しいのに、それ以上にその存在が愛おしく。
終わって欲しくなくて、それでいて羚汰に気持ちよく放って欲しい。
目の前の世界は真っ白で、全身を駆け回る痺れに何も考えられないハズなのに、ナカには羚汰の存在を感じる。

「ああっあっああーっ!」

稜以上に、羚汰の声がして。

奥で羚汰が勢い良く放ったのが、じんわりと広がってゆく。

いつもなら、そこで何度も腰を打ち付ける羚汰が、体の力を失って、そのまま稜の上に体を預けた。

ふたり重なるようしてソファにうつ伏せになったと分かったのは、随分経ってからだ。

 

「...ほんっと、ヤバかったー」

まだ息を整えながら、羚汰が呟いて。
絡めつないだ指に口づける。

重なっていた羚汰が、少し体をソファの背の方にずらして、なんとか息が収まってきた。

「...稜、大丈夫?」

「うん...たぶん」

乱れた髪の毛が避けられ、顔にキスが降ってくる。

「そっか...。じゃ、ダメなの、俺だけかー」

力なく小さく笑いながらそう呟いていて、はじめ意味が分からなかった。

「?」

なんとか羚汰の顔を見ようと体を少し起こすと、稜の体の下に足をくぐらせ、ソファの背に持たれかろうじて座っていた。

「...羚汰?」

なんとか体を起こして、羚汰の隣に座る。
羚汰も力なく腕を伸ばし、その体に引き寄せた。

「しばらく、このまま...」

おデコに唇が触れる。

2人でそのまま目を閉じた。
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