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第16章 黎明
玄関の鍵をかけ、勢い良く稜に後ろから抱きつく。

「本当にごめん」

「...」

「...何やってんの」

「何か飲むかなと思って」

「そんなのいいよ。こっち向いて」

「だって」

後ろから、稜のくびすじにキスをする。
稜は、つい軽くよけるようにしてしまう。

「何拗ねてるの?」

「拗ねてないっ」

「鍵、開けっぱだったのは本当だし。それに...」

リョウが、カバンから何か取り出して腰の辺りに何かを差し出した。

「これ、いるでしょ」

「!!!」

リョウが取り出したのは、コンドームの箱だ。

「新しいやつだよ。安心して。...用意してないかなと思って」

「...用意してたの?」

「あはっ。そう言われると。うーん、まあ、そうかな」

と言ってにやりと笑う。

「機嫌、治った?」

「っ!!」

「俺だってあの時我慢するのタイヘンなんだよ。わかってる?」

ベロりと舌を出して首筋をなめあげる。

「ひゃっ」

「...ベッド、行こうよ」

「...うん」

手をつないで歩き、部屋のドアを開ける。

ベッドに辿り着く前にリョウが手の中の箱をベッド脇に落とす。
そして後ろから抱きつかれ、そのままベッドになだれ込む。

首筋にまたキスをする。
肩の下まである稜の髪をすくって、片側に流し、現れたうなじに唇を這わす。
稜が着ているチュニックは、背中がVに少し開いていた。前後ろとどちらにでも着れるタイプだ。Vを後ろにして着ていたが、肩の下まである髪で普段は隠れている。

「はぁっ...」

「きれいだ...」

そう言って、チュニックをひっぱるようにして、片側の肩を出し、うなじから肩、背中にかけてを舐め指をそっと這わす。

「...んっ」

「講習会の間、髪を上げてたでしょ。うなじが超セクシーで、こうやって触りたかった...」

料理教室でもあったので、稜は長い髪をその場だけまとめてアップにしていた。

「この服、俺以外の前で着ないでね」

「はんっ...」

背中の中心を舐めあげられ、思いのほか声が出る。

「体の線も出てるし、超やばいから」

チュニックの下から手が這い、キャミの下から稜の膨らみをそっと包む。

「...はぁ」
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