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第18章 露呈
「...うん」

「さっきだって、本当はするつもりなかったのに....だけど止まらなくって」

「うん」

「大事にしたい」

「うん」

「...好きだ」

羚汰がそう言ってもう一度手にキスをする。



「よかった。...捨てられると思った」

そう言って、稜が後ろから羚汰にしがみつくように抱き着く。

「!それは俺だし!!忘れるとか簡単に言うし、俺...。やっぱり稜は、俺が思うほどは思ってくれてなかったって...」

「ごめんね。私も慣れてないの」

「...そうなの?」

「うん。前彼に捨てられたトラウマみたいなのあって、...怖かった」

そう言う稜を、体を向き直った羚汰がきつく抱きしめ返す。

「...ごめん。ホントにごめん。もう不安にさせない。だから、忘れるとか言わないで」

羚汰が稜のオデコに優しいキスをする。

稜が腕を回して、羚汰の首に抱き着く。

「うん。わかった」


「俺、カッコ悪いよな」

優しく抱きしめる羚汰に、やっと安心が広がって稜がふふふと笑う。

「でもカッコ悪くても、これからは全部稜に話す。...受け止めてくれる?」

苦しいぐらい羚汰に抱きしめられ、その苦しさが嬉しくて顔がほころぶ。


「うん。...カッコ悪くても、好き。だから大丈夫。全部話して?」

「稜...」

稜が体を伸ばしてキスをする。

少し戸惑う羚汰の中に入って行って、舌を絡める。

羚汰の膝に膝立ちになってまたがって座り、なおも舌を捉えて離さない。

「!!」

躊躇いながらも稜の腰を掴んで、次第にキスに応える。

部屋着のワンピースの裾がめくれ、下着を履いていない場所が、羚汰のボタンがゆるめたままのズボンの上に擦りつけられる。

「...稜。...ヤバイから」

深く絡まってゆく舌を、羚汰が必死にはがそうとする。

「...ダメ?」

上から覗き込むようにして、羚汰の顔を両手で挟んでいる。


「今日は、俺、もう...」

「もう勃たない?」

「!」

「私はシタい。羚汰とセックス」

「だから、俺、激しくしそうで」

「いいよ」

「!!」

「激しくシテ?...すっごく羚汰が欲しい。言ったでしょ。おかしくなっちゃったって」
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