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第18章 露呈
羚汰がゆっくり体を起こして、始末をはじめる。

稜も置いてあったタオルをそっと取り出して、背を向けるようにしてそのあたりを拭った。
シーツがありえないほど、ぐっしより濡れていて情事の激しさを表していた。

途端に恥ずかしさがこみ上げる。

後ろからふわりと抱き抱えられ、ベッドの上に倒された。

「ひゃんっ」

びっくりしたのと、まだあるのかと思って体を固くする。

耳元でふっと笑う音がした。

「いくらなんでも、俺ももう無理だから」

それでも羚汰の手が優しくそして、いやらしく稜の体を這う。

「...んはぁっ」

「うわっエロっ」

「...だってっ、羚汰がっ、んっ」

羚汰の手が後ろから胸を触って離さない。

「んー?今日、あんまり胸が触れなかったなぁと思って」

「もうっ、やめてっ...」

「...わかった。明日のお楽しみね」

そう言ったが、弄るのはやめたもののまだ胸をホールドしている。

「明日、俺の部屋に来てよ?」

「ん...わかった」

こんなにしても、まだ足りないぐらい羚汰と交わりたかった。

稜から、胸にある手を握って指を絡ませる。

「土曜は、バイトだけど10時に出れば間に合うから、それまでイチャイチャしたい...」

そういって、稜の首筋にキスを這わす。

「...ん。大丈夫なの?」

「何が?」

「だって、今日も、もう遅いし。羚汰が心配」

羚汰が首のあたりに顔を乗せるようにしていて、そこで笑う。

「今日、ほとんど講義中寝てたから大丈夫」

「えー、そんなことしていいの?」

「大学生なんて、そんなもんでしょ?仕事サボってる稜に言われたくないなぁ」

笑ってまた首筋にキスをする。

確かに稜には言える権利はなかった。

「んーー。じゃ、帰るね」

そう言って、ベッドから起き上がる。

「...帰るの?」

寂しそうな顔をした稜を、羚汰が笑って振り返る。
落ちていた服を素早く着ていた。

「...そんな顔をしないでよ。スグ隣じゃん?」

「そうだけど...」

「流石に、俺もベッドで寝ないと、ね。明日の為にもさ」

稜のオデコにちゅっと落とす。

「朝までいたら、またシタくなっちゃうし」
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