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NEXT 【完結】
第19章 羚汰の部屋
「稜。俺、シャワー浴びるけど」

「...うん」

「一緒に入る?」

「え、...無理」

明るい場所で全身を見られるのは流石にまだ抵抗があった。

「まだ電球代えてないから、真っ暗だけど?」

稜が何を考えているかわかったようだ。
にやりと笑って覗き込む。

「えっ、あれから1ヶ月以上経つのに?」

そういえば、玄関先にまだ貸出したままの脚立が置いてあった。

「うん。トイレのはなんとか代えたんだけどねー。なんか風呂のは、あのケースみたいなのが固くって」

そういえば、風呂の電球は防水の為か固かった。
私も自分では出来ずに、彼氏に来てもらったんだったー。
あれから切れてないってことか。もう3年も前なのに。

「...稜?寝るの?」

「ん...後でシャワー借りる」

「ちえー。残念」

羚汰は、残念そうにベッドを移動し、立ち上がろうとする。立ち上がるには、稜を越えないといけない。
寝転んでいる稜の上を通過しながらキスをする。

「そのうち一緒に入ろうね」

恥ずかしくて顔を背ける。

青白い部屋は、角度によっては結構明るい。
すこし隆起した胸筋と、うっすら割れた腹筋が目の前を通過してゆく。それから、青い光の中、ぷりっとしたお尻と筋が綺麗な脚がシャドーで見える。

やっぱり一緒にお風呂なんて無理っ!

「まだ照れるの?かわいい」

そう言いながらまた軽くキスをして、羚汰がドアの向こうに全裸で消えた。

なんであんなに綺麗な体をしてるんだろう。

確かに背が低く、その為か少しがっしりしているようにも見える。しかし服を着ていると、特に今は冬だからか、全くわからない。

胸筋がある人に初めて会った。
今までの彼氏は、どっちかというと細くて胸筋どころか、うっすらお腹が出てた。

10歳ほど年上ばかりと付き合っていたので、当然かな?
羚汰は、逆に10歳下なんだし。

そう思ってぎくりとする。

10歳下...。
いや、おそらく11歳下...。

普段、羚汰がからかってきたりして、自分の年齢を忘れがちだけど、11歳...。

やっぱ大きな差だ。


「稜?あがったよ」

「う...ん」

「眠かったらそのまま寝る?」

「ううん。ぼーっと魚見てた」

稜は、足元の部屋着をとりあえず着て、風呂場に向かった。
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