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第22章 カップルとしての初デート
「...着替え難いんだけど」

「なんで?今更じゃん?明るいとこで全裸だって、アソコのナカだって見てるのに?」

アソコのナカ!?それを聞いて、稜が真っ赤になる。

「可愛いなぁ、もう。着替え手伝おっか?」

いつの間にか背後に羚汰が来て、耳元で囁く。

言いながらも、もうスカートのチャックを下ろしている。

「いいから!自分で出来るから!!」

「そんな風にされると、余計燃えるんだけど」

そう囁きながら、もう耳を舐めている。
息がかかるようにそしてわざと音をたてて、耳を舐め続ける。

左手が背中からキャミをくぐって脇腹を触りながら右胸に進む。右手も後ろからショーツ越しではあるが濡れた場所へと進んでいる。

「...んっ」

「ヤバイね。超エロい」

「ぃやんっ...」

「体は悦んでるみたいだけど?」

「あっ...。ダメっ。デート、するんだから!」

なんとか羚汰の手から逃れる。

「もうちょっとだったのに」

「帰ってきてからゆっくり出来るじゃん」

動きやすそうなジーンズに足を通しながらそう言って、はたと気づく。

羚汰がにやにやしながら、ベッドに座り直していた。

「ヤル気満々だね?楽しみー」

「そ、いう意味じゃナイから」

慌てて噛んだ上に最後が僅かにだが上擦る。

「可愛いなぁもう」

「ほら、着替えたよ!出よっ」

「まだ早いけど?」

だって、部屋に居たらそーゆーカンジになっちゃうもん!

「ま、駅前でうどんでも食べて行く?」

「うどん!いいね。あー、お腹減った!」

駅前のチェーンのうどん屋さんでさくっと食べて、バスに乗った。

バスは空いていて、大学生らしきカップルがもう1組と、大学生らしき女の子の5人グループのみだった。

すごい空いてるねー、平日のしかも月曜日だから?と話していたら、バスで着いた施設は結構混んでいた。

施設は5階建てになっていて、下からアミューズメント、カラオケ、ボウリング、と各階普通の施設で。
4〜5階と屋上が複合的施設で、バッティングセンターやテニスやバレーのコート、テーブルプールや子供向けのボールプール、などなど遊べるコーナーがたっぷりで時間制限付きだが遊び放題の施設。稜たちはそこへ行くことにした。

無制限や、3時間コースもあったが、帰りのバスがあるので2時間のみだ。仕方なく、2時間分の料金を払って入場する。
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