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NEXT 【完結】
第24章 恐怖の女子会
いつものこどくぐでんぐでんになった数子をタクシーに乗せる。

ここで、するりと帰ろうと思ってみたが、やっぱり捕まってしまった。

話がしたいからと、夜カフェに連れていかれる。
夜カフェと言っても、お酒や料理もあって常に賑やかなお店だ。カナリ混んでいたが、なんとかお店に入れた。周りは、コンパや女子会、カップルも多い。

4人掛けの席に無理矢理5人で座る。

「さっきから携帯ばっか気にして、この後彼氏と待ち合わせですか?」

「違っ、そんなんじゃ...」

羚汰のバイトはまだ終わってないだろう。それを確認しただけなのだが。

「いいなぁ。ラブラブ羨ましい!」
「付き合ってから、一週間ですっけ?」
「もうHしたんですかぁ?」
「まだでしょ?」
「えー、一週間だよ?もう1回ぐらいヤってるって」

皆の視線が痛い。こんな話、会社の仲間にしたことないのだが。

「...まぁ」

1回ヤってるドコロではない。まだ付き合ってから10日程だが、毎日のように体を重ね、回数は数え切れない。
稜の反応でなんとなく皆は察したらしい。

「きゃー!いいないいな!」
「高崎さん、真っ赤ですよ〜」
「やっだーぁ!」

「そうだ。さっきの写メ、もう一回みせてください。さっきあんまり見えなかったから」

何度も見せるのはためらわれたが、しぶしぶスマホを取り出し、桃香に渡す。

「ホントだ、暗くてよくわかんない」

イルミネーションの前で、遊園地のスタッフさんに撮ってもらったので、あまりいい写真とは言い難い。
このぐらいの写真だから、稜も皆に見せる気になったのだが。

「でもなんか、若そうですね?年下ですか?」

「えっ。...うん、まぁ。あ、でも、彼、童顔なのよ」

稜は、なんとか誤魔化したつもりだ。
出来れば、年齢の話は避けたかった。

「えー。何歳なんですかぁ?」

「何歳...だったかな」

駄目だ、はぐらかせそうにない。

「26...かな?」

桃香と目が合ったのて、桃香の年齢を言ってみる。
もうこうなったら、嘘で固めるしかない。
羚汰に会うことはナイだろうし。

「4つ下ですか!」

「まぁ、ギリ?アリですねー」

「ギリ?」

「だって、4つと5つの差は結構デカイですよ!」

4つ5つどころか、ホントは11も違うんだけど。
という言葉を飲み込んだ。
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