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NEXT 【完結】
第24章 恐怖の女子会
「も、桃香ちゃんも、いいカンジなんでしょ?」

ハナシをフッてみる。

「えー、ちょっと里奈?」

里奈がペロリと舌を出す。

「あの時の幹事の子、優しそうだったもんね。気が合ってそうだったし」

「まぁ、なんか昔の同級生なんで、ちょっと気恥ずかしいってゆーか。なかなかなんですけどねー」

いつもはアネゴな桃香が、しおらしく見えるから恋って不思議だ。

「そんな事言ってー、さっきから連絡来まくりじゃないですか?」

里奈が指摘する。

「向こうも、今日は会社の忘年会らしくて、早く終わったら飲み直そうって言ってて...」

「桃香ちゃんまで!いいなー!」

「私はまだ付き合うってなったワケじゃないから。向こうがどう思ってるのかわかんないしー」



1時間ほどカフェで喋っていたが、やっぱりカラオケいって発散だ!!という流れになり、結局カラオケへ行くことに。

いつもの様に、カラオケで歌って踊って大盛り上がりで。
家が遠い里奈も、今日は麻衣の部屋に泊まるらしく、終電を気にすることなく盛り上がる。

カラオケの間に、バイトが終わった羚汰から連絡があったが、やっぱりまだ帰れそうにないと伝える。

羚汰もサークルの飲み会があるらしく、そっちに顔を出すので、また終わる頃連絡するとあった。

これは、一緒に帰ろうということなのだろうか。
なんか、追い詰められているようで、あまりいい気はしない。逆にこっちが早く終わったらどうすればいいのだ。勝手に帰ってくれたらいいのに。

軽くいらっとしていると、麻衣に気付かれた。

「彼氏さんですかぁ〜?」

「...うん。なんか、一緒に帰りたいらしい」

「きゃ!ラブですねっ!」

「うーん。そうなの?なんかヤだ」

稜は、今まで、追いかける恋愛しかしてこなかった。
今までの彼氏とは全く違う羚汰に、今までは純粋に嬉しかったが...。

「よーし!麻衣ちゃん、飲もう!!」

「飲みましょー!!!」

それから1時間ほどした所で、桃香のその彼が職場の友達を連れて合流したいと言って来た。

桃香に、「いいですか?」と聞かれ、断れない。

ほどなくその子達は現れる。
麻衣と里奈が狙っている、ユウキと、もう一人は全然知らない子だ。

こないだのコンパ時と違って3人ともスーツで現れ、その場が色めき立つ。
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