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NEXT 【完結】
第24章 恐怖の女子会
稜は、最近付き合い出した彼氏が飲食系で、なかなかデートが出来ないのだと説明する。

「なるほどー」

「ごめんね。参考になるかなーと思って」

「俺、黙ってろって先輩に言われてんスけど、実は結婚してるんです」

ひっそりと耳打ちするように話し出した。

「えっ!?」

「学生の時からずっと付き合って、卒業と同時に籍入れました」

「ごめんね、失礼な事聞くけど、それは授かったーとか?」

「いえ、それはまだっス。今、仕込み中ですけど」

「すごいね!授かったんじゃなくて、卒業と同時にって、珍しくない?」

ケンイチは少し照れているようだ。

「俺、奨学生だったんで、バイトとかもカケモチとかしてて、あんま彼女と一緒にいれなくて、寂しい思いもさせたと思うんですけど」

「凄いわー!恰好いい!」

「いやぁ。そんなんじゃ」

「私の彼も、仕事頑張ってるんだけど、夜遅いし、土日も仕事で休みが合わなくて」

「なるほどー」

「クリスマスも一緒に過ごせそうにナイのよね」

カラオケを全く無視して、相談をがっつりしてしまう。

「俺もクリスマスとかは忙しくしてましたねー。稼ぎ時ですから」

「やっぱり?」

どこにデートに行ったか、プレゼントとかは何が嬉しかったか、普段はどれたけ一緒に居たか、などなど参考になりそうなことは全部聞いた。

「参考になるわー」

「でも、俺の場合は、卒業したらって彼女が我慢してくれましたけど。その彼は仕事っすよね?」

「そ、うなのよ...。まあ、今は付き合い初めてだから。そのうち慣れるかなぁと」

「頑張ってください」

「ありがと」

ふと気づくと、羚汰からのLINEが溢れていた。
今カラオケでこれから出ると返事を打つ。

「そろそろ帰らなきゃ」

「俺も帰りたいんで、高崎さん送るってことにしていいですか?」

「わかった。しかし、この様子だと大丈夫と思うけど」

ユウキと麻衣と里奈がカラオケに夢中で。桃香とその彼はずっと話をしている。

瞳が結局どこに行ったのか、桃香に聞いてみたら、ダンス関係の忘年会に行くとかで抜けていたらしい。

2人で帰ると桃香に伝えて、カラオケを出る。

羚汰と駅のマックで待ち合わせだと伝えると、ケンイチがそこまで送ると言う。どのみち、大通りまで出てタクシーを拾うからと。
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