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第25章 ジェラシー
羚汰は何かあると黙りこくるんだろうか。

そういえば、前も話しにくそうにしていて、てっきり別れ話がはじまるものだと思ってしまった。

今回もそうだといいけど。


とりあえず、話をしたほうがいい。


稜が風呂から出ると、ヒーターの前で羚汰がベッドに寄りかかるようにして転寝をしている。

肩を掴んで軽く揺すって声を掛けてみる。

「羚汰?シャワー浴びないの?」

「...浴びる」

ぼーっとした状態でピアスを外し、お風呂場に向かう。

「これ、前来た時のパンツ。洗っといたから。服は、この辺着る?」

「...ん」

スポーツジムの時のジャージを差し出す。
ヨガ用にと思って少しゆったりとしたズボンと、半そでになるがゆったりとしたTシャツだ。

夜3時近くなので、ドライヤーは近所迷惑になるから使えない。
ヒーターで髪を乾かす。

思いついて、羚汰の為にホットミルクを作る。

稜は同じく牛乳を温めてココアを少し入れた。


羚汰がシャワーから出てきた。

貸した服を着て、バスタオルを頭から被っている。


「羚汰。こっち来て。髪乾かしたげる」

羚汰が素直にヒーターの前に座る。
稜がその後ろにあるベッドに座って、羚汰の頭の後ろからガシガシ拭いた。

「結構、髪固いよね。普段ふわふわしてるから、もっと柔らかいかと思った」

「...うん」

地毛の黒い部分が1センチほど伸びて来ている。乾いてくるとその境がよく目立つ。

強力なヒーターの熱で、あっという間にほぼ乾いた。

「はい。もういいかな」

「ん。ありがと」

バスタオルを外して、後ろから頭に抱きつき頭頂部にキスを落とす。

「...稜?」

「可愛かったから。...喉かわいたでしょ。ミルク飲んで?」
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