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NEXT 【完結】
第25章 ジェラシー
「だから、長続きしないし。でも、俺、それでイイって思ってたんだよね。なんてゆーか、適当にヤれたら、それでイイ、みたいな?軽い付き合いのほうが、楽だし。で、メンドクなったら別れるの」

それが、あの噂の正体なのだろうか。
女の子を食いまくって捨てまくる。

「でも、稜に出会って好きになってー」

羚汰がまた稜の髪を撫でる。

「俺が間違ってたんだって気づいたんだ」


「...そう、なの?」

「俺、今、すっげー稜を束縛したい!」

「へっ?」

まさかそんな返答が返ってくるとは思ってなかったので驚く。

「稜が、何をしてるかってすっげー気になるし。1日に何度も連絡取りたいし。稜が誰か男と喋ってたら、ちょー気になるし。飲み会とかに男が来るなら行かせたくないし。何より、離したくない!」

そう言って、稜に覆い被さり抱きしめる。

「羚汰...」

「重いだろ」

「...うん。ちょっとびっくり...だね」

「俺も、気づいてぞっとしてさ。俺ならそーゆーのされたら、絶対に嫌いになるし。別れたくなる、と思う」

そっと体を離して、横になる。
稜の頭を腕に乗せ引き寄せた。

「今日、女子会ってウソだった?」

言葉にトゲとまでは行かないが、なにやら刺さるものを感じる。

「えっ?」

「ホントはコンパだったんじゃない??」

「本当に女子会だよ!」

「でも、男居たら女子会じゃないよね?」

「へっ?」

羚汰の言わんとするところがわからない。

「カラオケからマックのとこ来る時に、男と仲良さげに喋ってたじゃん!!」

「!見えてたの?」

マックから200メートルは手前で別れたと思ったのに。

「見えたよ。笑いあって楽しそうにさ」

「違うよ!誤解しないで!?」

稜は、少し長くなったがきちんと説明をした。
桃香の頼みで途中から合流したこと。
相手は既婚者で、早く抜けたい者同士なんとか抜け出して、大きな道まで送ってくれただけだと。

「ほんとに?」

そう言って、疑いの眼差しを稜に向けたかと思うと、自分の手で頭をかきむしる。

「だから、こんな嫉妬なんてして嫌われたくないのに」

「ごめんね。私もすぐ話せばよかった。話したら、不安にさせるかと思ったの」

「...稜、俺、どうすればいい?」
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