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第26章 溺れる

稜のナカがまた強くうねり始める。

「りょうったぁあっんっ、...イっちゃうっ、んうっ」

「はあっ、俺もっ、...稜、一緒にイこっ」

羚汰が激しく腰を打ち付ける。

「ああっんんっんああっんんっ....んあああっ！！！」

「うああっ...」

羚汰が稜のナカに、ゴム越しではあるが白濁を広げる。

温かいものがどくどくと広がるのが、稜にはわかった。

「...はぁっ」

「んっ、...うっ」

羚汰がゆっくり腰を振り入れる。

稜のナカはまだもうねっていて、羚汰は抜くのが惜しいくいつまでもこのままの状態でいたかったが、思いとどまって体を抜く。

羚汰が素早く始末を終えベッドに横になると、稜が横へ向いてまだ息を荒く整えようとしている。

長い髪がしっとり濡れて、顔に張り付いている。
その髪を顔からどかせて、掌で額の汗をぬぐう。

「大丈夫？すごい汗だね」

「はぁあっ...だってっ、羚汰がっ...意地悪、するからっ」

羚汰の手が、稜の頭をゆっくり撫でる。
そういう羚汰も汗だくになっている。

「ごめんごめん。でも今一緒にイケなかった？」

「...わかんないっ」

稜は後半もうわけがわからなくなっていた。

「スッゲー気持ち良かったよ。...稜は？」

「...ん」

「叫んでたもんね『奥突いてっ！！』って」

そういえばそんな事を言わされたような気がする。
恥ずかしくなって両手で顔を抑えて反対に体を向ける。

ぷっと笑う声がして、後ろからぎゅうと抱きしめられる。

「今更恥ずかしがってもムダだよ。...奥突かれるの、よかった？」

返答に困っていると、後ろから胸を揉み背中に舌を這わせ始めた。

「...あんっ。んっ、やめて...」

イったばかりで、体がすぐ反応してしまう。


「はぁんっ、...気持ちっ、よかったっ...んっ」

羚汰の指を掴むように手を這わすも、まだ力が出ないのかその手をはねのけることはない。
体が自然と反って、お尻を羚汰に突き出すようになる。

「ああっ、ヤバイ。稜がどんどんエロくなっちゃう...」

そう言いながらも声には嬉しさが溢れている。
上の手が、稜の中心に進む。

まだしっかりと濡れているそこは、いとも簡単に羚汰の指を受け入れる。

「だめ...羚汰っ」

「カラダはダメじゃないみたいだけど？」