この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第26章 溺れる
そういえば、スポーツジムでキャンペーンとかで試供品を貰ったスポーツドリンクがある。
普段スポーツドリンクを飲まないから、貰ってずっと放置している。
汗もかいたし、スポーツドリンクを飲むのがいいかもしれない。

「そこのペットボトル取って」

「ん、これ?これ飲むの??...常温だけどいいの?」

「うん」

体を起こして、3分の1ほどをゴクゴク飲む。
フタをしてベッド脇に置くと、また横になる。

「はぁ...」

羚汰も横になり、2人で布団の中に入る。

「落ち着いた?」

「ん...」

「...ハナシは戻るけどさ」

稜の髪を撫でながら、羚汰が思い出したように話し出す。

「ん...?」

「これから男に送ってもらうとかナシだからね。電話くれたら迎えに行くし」

そういえば、その話が流れてしまっていた。

「ホントは飲み会とかに男が来てるってダケでも嫌だけど、サスガにそれは我慢する。だから、せめて男2人で会うとかは絶対ナシ。送ってもらうだけでもナシ!相手が既婚者とか、彼女持ちでも、よぼよぼのおじーちゃんでもナシ!!」

確かに今回はちょっとウシロメタイところがあった。
逆に羚汰が女の子と2人で歩いてたりしたら、凄くショックだ。しかも、それを隠されたら。
稜は軽くぞっとした。

「...わかった」

「んで。今回のバツとして、次の女子会、俺迎えに行くから」

つないだ手にキスを落としながら、羚汰がニヤリと笑う。

「えっ!」

「トーゼンでしょ」

「...」

「何?ヤなの?俺が彼氏なの恥ずかしい?」

「羚汰だからとかじゃなくて、会社の人に彼氏なんて誰も紹介しないよ!」

「俺のバイト先の皆は、知ってるよ?」

「えっ!?」

「エンリコの講習会の時、デートしたいって大騒ぎして昼休み貰ったじゃん?だから、知ってるってゆーか、バレてるってのがホントだけどね」

「...あ」

「それから毎日、彼女が待ってるからって早く上がってるし」

「...早く上がってるの?」

「元々はバイトだから、社員さんに比べたら早いんだけど。前までは、俺が勝手に残って、手伝う代わりに教わったりとか、練習したりとかしてたんだ。ま、それをしなくなっただけなんだけど」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ