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第28章 甘い時間
また羚汰が少し動いた気がして、顔をあげながら舌先を動かす動作を早めてみる。

さっきより眉間のシワが深くなっている気がして、目線を合わせたまま、先を喰わえてみる。

「んっ...」

それから、どうすればいいんだっけ。

稜は必死で思い起こす。
何度もシミュレーションしたハズだが、実際はそうはいかない。

舌を絡ませるように顔を動かしてゆく。

「くっ...」

握った手も少し上下させるように動かしながら、もう少し深く喰わえて動かしてゆく。

だんだんそれっぽくなってきたかな?

と羚汰を見ると、息を弾ませてこちらを見ていた。

「はぁっ、稜っ...も、いいからっ」

頬を凹ませて、息を吸うように上下させる。

唇をぴったり沿わせていたつもりが、どこからか漏れた音が響く。

息をあげた羚汰が、顔を天井に向けて堪えているのが見えた。

羚汰のモノが、時折喉の奥に当たってえづきそうになるので、半分ほどしか咥えられない。

それでも必死になって口を動かす。

「うっ、稜っ、ヤバイってっ!!」

羚汰が焦って稜の体を離そうとするのを、必死で押さえる。

口の中で、羚汰のモノが激しく脈を打つ。

途端、力強く跳ね除けられ、稜は尻餅を着くようにしてたおれこむ。

「きゃっ」

羚汰が自分の手の中に欲望をはき出す。

「はぁあっ、くうっ...」

稜が、体を起こしてティッシュを取り、羚汰に差し出す。

「最後までやりたかったのに」

稜がぽつりと呟く。

「...カンベンして」

羚汰のすがるような声に、稜が息を吐く。

「やっぱり下手だった?」

ネットを読みあさったぐらいでは上手くなんてなれないよね。

綺麗に拭き取り、台所で手を洗ってきた羚汰が、稜の体を抱きしめてソファーに座りなおす。

「スゲー気持ちよかったよ」

稜の肩に唇を落としながら、羚汰が囁く。

「本当?」

「ホント」

「...でも最後までやらせてくれなかったじゃん」

男の人は、飲ませたがると思っていた。
前彼にも何度か強要され、一度だけ挑戦したことがあったが、気持ち悪くて飲み込めなかった。

羚汰のなら。
羚汰が喜んでくれるなら。
そう思っていたのに。
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