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第32章 ウワサ その2
体をゆっくり這っていた羚汰の手が、稜の腰を掴み激しく自分の腰を打ちつけ続ける。

稜の手が頭のあたりでソファーを掴もうとするが掴めず、上半身を狭いソファーの上で激しく悶えてしまう。

激しく動かされ続け、稜は体を揺らして声をあげ続ける。
羚汰の息も荒くなり、より激しさを増してゆく。

「ああっ、りょうっ、りょっ、たぁっああっあああんっ」

「ううっ、稜っ」

嬌声が高く絶え絶えになってその時が近いのを悟った羚汰が、体を一段と強く打ち付けてゆく。

「...っ!...んはあっ、ああっ!ああああっ!!」

「ああっ、...はあっ、うっ」

果ててなおうねる稜のナカで羚汰も力を放つ。


羚汰が体を近付けて、稜の頭を撫でながら唇を重ねる。

体を痙攣させながらもなんとか羚汰を見上げると、優しく微笑む羚汰と目が合う。

「んっ...ぁ...はぁっ」

「稜...。まだこーしてたいけど、イイ時間かも」

名残惜しそうな声とは逆に、羚汰がするりと離れてゆく。

「んっ!今、何時?」

「もうすぐ7時半かな」

稜は慌てて体を起こし、ソファーの下にある部屋着のワンピースやガウンを着てゆく。

「そんなに急がなくても、朝ごはんも食べてるんだから間に合うんじゃない?」

部屋に戻って着替えて化粧しないと。

「あっ、お弁当作ろうと思ってたのに」

「いいよ。俺は今日は昼からだから。昨日の鍋食べる」

「ごめんね」

慌てて荷物を掻き集めて部屋を出て自分の部屋に急ぐ。

「こっちこそ、ごめん。...駅まで送ろうか?」

「大丈夫っ!」

「ん。じゃ、いってらっしゃい」

羚汰が稜を引き寄せ、オデコにキスを落として自分の部屋に戻っていった。


さっきまで羚汰がいたドアを眺めながら、しばし考える。

羚汰の目に吸い込まれるようにして、シテしまった。

だめだ。あの目に見つめられて肌に触れられると、抑えが効かなくなってしまう。

色々話がしたいのに。羚汰のことをもっと知りたいのに。


とりあえず、会社に向かわなくては。
いつもの電車に間に合わない。

ゆっくり考えるのはまた今晩だ。


稜は急いで会社に行く用意を始めた。








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