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NEXT 【完結】
第34章 羚汰side★
結局、稜と俺はもう一戦交えてしまった。

もちろん7時は20分ほど過ぎてしまったけど。


慌てて稜が部屋に戻る。

俺も冷蔵庫を開けて、弁当を作る。

おむすびと、昨日稜が握りしめていたキャベツを使って、野菜炒めぐらいしか作れない。

それでもなんとか2人分を弁当箱に詰めた頃、稜がタイミングよくやって来た。

さっきまでとは違う、仕事モードの稜だ。

汗ばんだ髪をごまかす為か、いつもはおろしている髪を軽くアップにしている。


「羚汰。出来た?」

「んー、なんとかね」

「ありがと」

すんなり受取ろうとする稜から弁当を遠ざける。

「えっ」

「稜からエッロいチューしてくれないきゃ渡さない」

「ちょっと、時間ナイからっ」

「だーめっ。ほら、チュー」

「...ん、もうっ」


目をつむって待っていると、稜の手が伸びて顔に手を添えて唇を軽く寄せてきた。

弁当を掲げた両手の片方おろして、稜を引き寄せ、強く重なった唇にぐいっと舌を入れる。

「んっ」

一通り稜の中を駆けずり回りそっと離れる。

稜が腕の中でとろんとなっている。

やばい、またヤりすぎた。

「はい。お弁当」

そんな稜の手に弁当を握らせ、今度は音を立てて軽くキスを落とす。

弁当を手にしてか、軽いキスか、どちらにせよ我に返ったらしく、真っ赤な顔をして何も言わずにマンションを飛び出て行った。

「行ってらっしゃいー」

...今日一日仕事になんないかもね~。


慌ただしく稜が出かけると、急に猛烈な眠気が襲ってくる。

昨日は、激しくシタ後にすやすやと眠る稜の寝顔をしばらく眺めてしまった。

1回のコトで、もちろん治まるワケがなく、かなりの辛抱がいってやっと眠ったのだ。

今日は3限目からだったハズ。

もうちょっと寝よ。


寝室に戻ると、まだ情事の跡が生々しく残っていて、また色々思い出してしまう。

慌ててシーツをはぎ取って、洗濯する。


新しいシーツに替えても、なんだか稜の匂いがしている気がして、布団に入って悶々としてくる。


ついさっきまで、稜と色々ヤったことを思い出してしまう。




...ヤベぇ。また元気なってきちゃった。


中学生かっ!!


自分にツっこみを入れてしまう。
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