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NEXT 【完結】
第37章 クリスマスの奇跡
地元は、Y県。
父親は、フツーのサラリーマン。
母親は、結婚するまでは英語塾の講師。で、長年専業主婦だったが、最近近所の英会話スクールでまた教え始めたらしい。

父親の会社が輸入関係の為、英会話教室に通うようになり、そこで母親と出会って結婚。
結婚後、数回にわたり、イギリスに数年滞在。
羚汰の小さいころに滞在してからは、ずっと日本。

兄は、15歳年上の、40歳。サラリーマン。
結婚して、子どもが2人。両親のごく近くに住んでいる。

姉は、12歳年上の、37歳。
結婚して、女の子が一人。旦那さんの仕事の関係でアメリカに住んでいる。

「んで、俺ね」

高校卒業して、地元M大の英文科に進学。
3年終了後に、イギリスに1年間留学。

「この時は、将来英語の通訳とかさ、そっちのほうへ進むつもりだったんだよね」

留学先の寮で仲良くなったのが、同じく短期の留学で来ていたイタリア人のアレックスだった。
アレックスの紹介で、同じ親戚のピザ屋のバイトもした。

「その時の経験で、今のバイトもいつの間にかピザ焼くことになったんだよね。時給あがったからラッキーなんだけど、普通バイトはピザまで焼かないから」

そう言われてみれば、バイト1年目で、ランチ時のみとはいえ、ピザ窯を任されることなんて普通ならあり得ないだろう。

「んで。1年の留学終わって日本に帰る予定だったんだけど、アレックスに誘われてイタリアに遊びに行って...」

アレックスの家でお世話になったり、イタリアの各地を2人で放浪の旅のようにして巡ったり、お金が無くなったらまたバイトして、2年があっという間に過ぎた。

「俺、末っ子だし、普段放ったらかしなんだけど。流石に2年過ぎて、M大の学籍も留年ギリギリでさ。母ちゃんにいい加減に帰って大学は卒業しろって怒られて」

でもその時にはすっかり、イタリアに傾倒していて。
転科しようにも、M大にはイタリア語の科はない。
とりあえずなんとかM大を卒業して、イタリア語科で編入できるところを探して、K大を受け、今年編入したー。

「...それで、25歳で、3年生」

「そーゆーこと」

羚汰が、なんとか話終わり、手を伸ばして冷めたカフェラテを口にする。
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