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NEXT 【完結】
第39章 深まり
羚汰が予想通り、目をパチクリしている。

「ダブルベッド!このベッド狭いんだもん」

「稜っ!」

羚汰が勢い良く抱きつく。

「ベッド、買ってくれる?」

「買うよ!買う!ダブルでもクイーンでもその上のやつだって!」

ふふふ。

羚汰の胸の中で、稜が笑う。

「ブランドのバッグかと思った?」

「思ったー。稜らしくないなって」

「あら、私も一応ブランドのバッグは持ってるよ。そんな高いやつじゃないし、あんまり使わないけど」

「そーなの?俺そーゆーの疎いから」

羚汰の胸に抱かれて、髪を撫でられる。
いつものこのカンジが心地よい。

「まさかダブルベッドとはねー」

やっぱり、羚汰とはこうやって笑いあっていたい。
笑顔の羚汰がやっぱり愛おしい。

「私も少し出すね」

「え、いいよ。それじゃ意味ないじゃん」

「いいの。私も、家族に羚汰のこと隠してたし。...それでお見合いすることになっちゃったし、ね」

弟の空人に11歳年下の医学生と付き合ってると伝えて猛反対された。
その反対もあり、両親に言えれず見合いを押し切られたのだ。

「うー、そうだった。見合い、忘れてたのに!じゃ、稜にも払ってもらう。そだ、今度の火曜に見に行こ!!」

月曜の夜に、2人だけでクリスマスパーティーをする。翌日はそのまま、部屋に籠る予定だった。

「うん!」

「...まさか、稜がベッド気にしてたとはね」

「これから2人で住むなら、広い方がいいじゃない?」

羚汰が嬉しそうに頷いている。

「このベッドも、一応セミダブルなんだけどな」

「え!シングルじゃないの?」

自分の部屋のベッドと同じと思っていた。
部屋の大きさや向きが違うだけかと。

「このベッドでも密着して寝ないと布団からはみ出て寒いし」

「えー、俺はこうやってくっついて眠るの好きなんだけどなぁ」

羚汰が覆い被るように体をよせて足を絡める。

ワザとなのか、固いものが稜の太ももに当たる。

羚汰の胸に抱かれながら、稜が布団の中の手をゆっくりソコにあてがう。

まさか手が伸びてくるとは思わなかったのか、羚汰がびくりと動いた。

何度かスウェットの上から往復を繰り返してから、その中に手を差し入れる。
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