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第39章 深まり
「あと、コレどう?食べない?」

羚汰が水のほかに、何かスプーンとカップを持っている。

「アイス。冷凍庫見たらイッコあったから。半分コしよ?」

羚汰が持って来たのは、某有名高級アイスだ。
バニラ味のそれは、稜もたまーにスーパーで大安売りしている時しか手を出せない。
渇いた喉にアイスが美味しいだろう。

「うん。ちょっと頂戴」

「なんか貰って忘れてたみたいで、コッチコチだけど~」

ベッドに座ってスプーンを立ててみるものの、固くて刺さらない。

「確か、蓋外したまま、電子レンジで20秒するといいんだよ」

「マジで。ちょっとやってこよ」

どたどたと羚汰がまた台所へ消えて、またすぐ戻ってくる。

「やっべ。ちょっとやりすぎたかも。稜、あーん」

いいぐらいを通り越して少し柔らかめになったアイスをすくって、稜の口に入れる。
少しためらったものの、大人しく口を開けてアイスを食べる。

「んっ」

「美味しい?...うまっ」

頷く稜を確認しながら、自分の口にもアイスを運ぶ。

「やっぱ、ハーゲン○ッツはバニラだね~!」

「クッキー&クリームも美味しいよ?」

「ああ、確かに!...はい」

しゃべりながらも、せっせとアイスを交互に運ぶ。

「んっ」

「あ、ごめっ」

スプーンから溶けたアイスが落ちそうになって、稜の口から溢れる。

「もうっ、危な...」

そう言いながら、零れ落ちそうになるアイスを手で拭おうとする。
羚汰の顔が近づいて、口から溢れたアイスを舌を大きく出して舐めとった。

「ひゃっ」

「美味し」

ニヤリと笑う羚汰に、稜はなんだかシテヤラレタ気がしてくる。

「もう、ワザと?」

「んなワケないじゃん?ワザとってのは...」

そう言って口を近づけ、稜の舌と絡める。
羚汰の口にアイスが残っていたのか、唾液と共にアイスが稜の咥内に入ってくる。
稜はビックリしたものの、なんとか必死になって受け取る。

「んっ、んんっ」

それでも稜の首に、アイスの溶けたものが伝う。

それもまた羚汰が追いかけて、キレイに舐めとってゆく。

羚汰は持っていたカップをサイドテーブルに置いて、ベッドにいる稜の上に大きく覆いかぶさり、そのまま稜の舌を絡めて躍動させてゆく。

バニラの甘ったるい匂いが稜の周りをたちこめている。

「んふぅ...」

「...これはワザと」
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