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第39章 深まり
俯せになっている稜の髪を撫でながら、羚汰が優しく微笑む。

「美味しかった?」

「...うん」

「も1回する?」

稜の返答を待たず、羚汰はサイドテーブルのアイスに手を伸ばす。
その手を止めようと、稜の手が伸ばしかけた時。

「あー、溶けちゃった」

さっきのキスが長かったからだろう、まだ少し残っていたアイスが溶けて液状になっていた。
実に残念そうな羚汰の声がして、稜は少し笑いながらも安心する。

「なんで笑ってんの?」

「だって。すっごく残念がってるから」

羚汰がちょっとムっとして、笑う稜のワンピースに手を掛けするりと脱がせ、そのままそのワンピースでごと稜の両手をつかんで頭の上でシーツに押し付ける。

「えっ、ちょ、羚汰?」

「しっ...。じっとしてて?」

そのまま、サイドテーブルのカップを取ると、稜に向かってにっこりほほ笑む。

その微笑みに、稜の背中を何かが走り抜ける。

羚汰は得意そうに、少し弓なりになった稜の胸の所に溶けたアイスをゆっくりと垂らし始めた。

「ひゃあっ!」

すでにぬるくなっている、まったりとした液状のものが体にぽたぽたと落ちる感覚に稜の体がうねる。

「じっとしてないと、垂れちゃうよ?」

丹念に両胸の頂にアイスを垂らす羚汰に、稜がその頂きを震わす。
バニラアイスの香りがそれまで以上に部屋に広がり、甘ったるい匂いが稜の鼻をくすぐる。

「んっ...なんか...もったいない」

「大丈夫。キレイに俺が舐めとるから」

稜の体に垂らしたのはほんの少しなのだが、それでも液体の先が稜の体を伝って下を目指す。

「あっ」

その微かな刺激が、稜の肌をくすぐる。

慌てて羚汰がその先を、舌を大きく広げて舐めとる。

「んっ、美味しっ」

そう言いながら、アイスクリームを食べるかのように舐めてゆく。

「...んっ...あっ...んふっ」

いつもよりねっとりまったり進むその舌遣いに、稜の体が震える。

何度も頂きを舌で舐め回し、吸い付き、強く弄り回す。

稜は、もはや違うところを触って欲しくて、足をすり合わせている。

「んんっ、...ぁっ、...んっ、そこばっかりっ?」

「...だって、まだベタベタするよ?」

「...んっ、だって...」

羚汰が顔を上げてわざとらしく聞き返す。

「ひょっとして、こっちも舐めて欲しいの?」
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