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第39章 深まり

濡れて匂いを放つそこに、羚汰の指がやっと到達する。

やんわりと指先がそこに触れると稜の体が軽く弓なりになる。

「んぁっ...ふぅんっ...」

何度かそこを往復すると、足を担ぐようにして、羚汰がそこへ顔を近づける。

「こっちも美味しそう」

大きく広げたそこへ同じように舌を這わせる。
垂れてくる蜜を音を立ててすすり、ワレメを何度か丁寧に往復すると、蜜穴に舌を差し入れる。

「んぁっ、やぁっんっ、あああっ」

指で大きくそこを広げて、襞のナカを丹念に舐め回し吸い付き翻弄する。

そらからゆっくり上に登り、ぷっくり膨れて姿を表しつつある芽を周りからゆっくり舐め始める。
指でそこもめくって、稜の好きな箇所を執拗に攻め続ける。

「んはあああっ！そこぉっ！あんっ、そんなにしたらあっ、イっちゃううつっ！！」

頭にビリビリと快感が走り、稜の全身に電気が駆け巡る。

「んはぁああっ！！...んっ、うっんっ」

イった稜を確認すると、舌の動きはそのままに、羚汰が指をナカに差し入れる。

「んやぁっ、まだだめぇ！...もうっ、ぁああっ」

激しく続く両方への刺激から逃れようと稜は体を起こして、動いてみるも羚汰にがっつり掴まれていて解くことが出来ない。
２ケ所同時に与えられる快感に、逃れようにも力が入らない。

またすぐイキそうになるのを体をよじって必死に抗う。

「イって？」

体を大きく後ろに反らせてベッドに倒れ込み、稜がまた果てる。

「んんーーーっ！！！」

いつの間にか、羚汰が顔を起こして稜を撫でている。
稜がチカチカした目の前を、息を整えながら見続けていると、熱い目をした羚汰が見えた。

「稜のイキ顔、超ヤバイ...」

「ひゃっ、...んっ...やだっ」

首筋に舌を這わせてゆきながらも、羚汰の指はまだナカにあってゆっくりと蠢いている。

「...もっ、んっ...もうっっ」

羚汰の腕を掴んで稜が首を振る。

「まだだよ...。もっとイって？」

そう言って唇を寄せて、舌を稜の口の中へ差し入れる。

「んふぅ...んっ、んあっ、...やぁあっ」

稜が首を振って顔を背け、羚汰の攻めから逃げようとする。

羚汰が眉をひそめ、ため息をついて舌を離す。

「何が嫌なの？...もうシタくない？」

「ちがっ...んぁっ、もっ、...れて？」