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NEXT 【完結】
第40章 candle night
ガッ。ゴゴッ。

大きな音が隣の部屋からして、稜は目を開けた。

スマホを探して時間を表示すると夜中の2時近くだ。



今日は日曜日。

羚汰から連絡があって先に眠って待っていた。

「遅くなるから、寝てて。しかもちょっとバイトの後輩たちに手伝ってもらって荷物運ぶから。ウルサクするかもだけど、起きて来なくていいからね」

と言われていたのだ。


何を運んでいるのだろう。

ガヤガヤと少なくとも4人ぐらいの声がする。


気になって耳を澄ませてみる。

『ちょっっと!先輩、もうちょっとそっち、持ち上げて下さいよっ』
『あ、バカ。押すなっって、倒れる!』
『なんしてんすかー。こっちつっかえてんですけど~』
『やっぱ無理かな~。このままアッチ運ぶか。ゴメンやっぱ出そう』
『え~!!』

来た時と同じようにして、音を立てて人が去ってゆく。

なんだったんだろう...。

隣に人の気配がないのを見計らって、ドアを少し開け寝室から出ずに見渡す。

電気がついたまま、どこかに行ったみたいだ。

ダンボールが数箱となにやらビールケースのようなものが見える。

何の荷物???

明日、2人で遅くなったけど、クリスマスパーティーをする予定ではある。

その準備??

それにしては、何か大掛かりだ。

羚汰は、年内のバイトが今日で終わりと言っていた。
明日まだ仕事がある稜の分も、パーティの準備をするんだと張り切っていた。

「荷物は見ちゃダメだよー」と言っていたので、覗くわけにはいかない。

稜は、気になる気持ちを押さえつつ、ベッドに戻る。

何をする予定なんだろう?
しかも、今はどこに???

ゴロゴロと寝付けずにいると、30分程してまたぞろぞろと帰ってきたようだ。

『ちょっと、外で待ってろって』
『寒いんすもん』
『リョウさんに俺も会いたいなー』
『ダメだから!』
『けちー』
『ほら。行くよ。置いてくぞ!』

バタバタと音がして、羚汰が寝室を開ける。

「...稜?」

小声で寝てるかどうか確認に来たらしい。
顔だけをドアから出している。


「ん?終わったの??」

「これから、ちょっと皆を連れてラーメン行ってくる」

「ええっ!これから!?」
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