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NEXT 【完結】
第40章 candle night
稜が驚いて、ベッドで上体を起こす。
もう時計は夜中の2時半を過ぎている。

「うん。オゴるからって、手伝ってもらったからさー。寝ててねー」

「ん...。行ってらっしゃい」

こんな時間に開いてるラーメン店なんて、この辺りにあったかな?と思いながらも、頷くしかない。

「行ってくる」

そう言って、一度ドアが閉まったが、すぐ開いて羚汰が寝室に入ってきた。

「?どうしたの??」

そう言う稜の顔が遮られたと思ったら、ちゅっと音を立てて唇が吸われた。

「忘れもの」

そう言ってにっこり笑うと、稜の顎を掴んで開かせ、同時に舌を差し入れ口内をぐるりと舐め回す。

「...んっ」

驚く稜の反応を確かめると、体をきつく抱き寄せ稜の唾液を吸い尽くすかのようにして尚も暴れまわる。
何度も角度を変えて稜のナカを掻き回してから、やっと離れてゆく。

「んはあっ...はぁっ」
「はぁ...行ってくるね」

名残惜しそうに稜の唇を一撫でして、また軽くキスを落とすと、今度こそ部屋を後にした。

あっという間の出来事で、稜は固まったままだ。

羚汰が去ってしばらくしてから、稜はベッドに体を寝かせる。

やっと鼓動がおさまってきた。

本当、イキナリとかびっくりする。

でも、今からラーメン...。
じゃ、今日はシないのかなー。
昨日シテないから、シたかったのに。

そう考えて、ふと気づいて恥ずかしくなる。

いつから、こんな事ばかり欲するようになったんだろう。

さっきのキスで、ほんのり濡れた箇所がひんやり冷たい。


稜は、布団をかぶり直した。

寝なきゃ!!

明日は会社の大掃除。
机やロッカーなどを全部廊下に出して、隅々まで掃除をする。
早く終われば早く帰れるとあって、皆で協力して綺麗にするのだ。
キスマークのこともあるし、寝不足でぼんやりしていたら、何を言われるか分かったもんじゃない。

それに。いくら羚汰がパーティの用意をすると言っても、稜もケーキぐらいは作りたい。
早く帰ればその時間が取れる。

明日は、羚汰がオッケーを出すまでこの部屋にも入れないらしい。
早く会社から帰ったら、隣の稜の部屋一旦待つようにとまでの念の入れようだ。

何を計画してるんだか。

稜は、明日のことに思いを馳せながら眠りについた。
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