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NEXT 【完結】
第40章 candle night
結局、お昼も食べずに大掃除をして、終わったのは2時近かった。いつも午前中に終わるのを目指しているが、お昼までに終わったタメシはない。

終わってから、若い子達ともくもくとファミレスでお昼ご飯を食べて、解散する。

キスマークのこととか色々聞かれまくるかと少し警戒していたが、みんな疲れてそれどころじゃなかったらしい。

いつもの掃除で終わるハズが、最後に何を思ったか数子がデスクの配置替えを提案したのだ。一旦置いたデスクを数子の納得がいくまで並べ替えたので、皆しゃべる気力も残らないほどに疲れてしまった。


帰りの電車に乗ってから、羚汰に連絡する。

何やらまだ準備が終わってないらしく、かなり慌てている。

稜は、疲れたので自分の部屋で休むと伝えた。

『じゃ、迎に行くまで寝てて』

ケーキを作ろうと思っていたが、そんな力はない。

稜は、久しぶりに自分の部屋に帰り、パーカーなどを脱いで、そのままベッドに潜り込んだ。



「りょーう!りょーーうーー!!」

体を揺すられ、目が覚める。

「あ、やっと起きた」

「ん。...何時?」

「もうすぐ7時?」

稜は、驚いて体を起こす。3時間以上爆睡していたことになる。

「ごめん。寝過ごした?」

「ううん。ちょうどいいカンジ〜。これからピザ焼くから」

「えっ。これから?...今まで何してたの??」

てっきり料理に時間がかかっていると思っていた。

「ピザはすぐ焼けるよ。稜、着替えるでしょ」

着替えるどころか、お風呂にだって入りたい。

「あ、お風呂入る?」

え?考えてることがわかったのだろうか?

羚汰がぷぷぷと笑いをこらえている。

「だって、髪ボサボサだし。ヨダレ垂れてるし」

慌てて髪や口元に手をやる。
髪は、上におだんごにしていたのが、落ちかかってひどい有様のようだ。ヨダレはうつ伏せて寝ていたので確かに垂れている。

「それでも可愛いけど〜」

「もうっ」

襲おうとしている羚汰を跳ねのけ、ベッドから立ち上がる。

「ちえー」

「はい、部屋戻って準備して?私これからお風呂入ってドレスアップするから!」

ベッドに腰掛けたままの羚汰の腕を引っ張って立たせる。

「え!マジ!?ドレス??」

「ドレスっていうか、ワンピースだけどね。...あとは、お楽しみ!!」
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