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第41章 約束の約束
「今日、張り切って可愛いワンピース着てるのに」

ゴツいコートの上からでも稜を抱きしめ直していた羚汰が、また顔を外し稜を驚いた顔で見つめる。

「えっ。そうなの?」

「うん」

今日は、部屋の中でデートだと思っていたので、可愛いらしさを重視したワンピースを新調したのだ。

「マジで。超見たい」

羚汰が期待した目で見ている。

「...えっ。今?」

「うーん。寒いかぁ。...こーやって、このコートを広げとくから。...ダメ?」

確かに、羚汰に見て欲しくて買ったワンピースだ。

「じゃ、立つよ」

「OK」

まず、ベンチコートを脱ぐ。
羚汰が広げて自分の腕でそのまま円を作るようにして、その中で稜がまた自分のコートに手を掛ける。
黒いコートの前を少し開けると、生成色のレースで出来たAラインのワンピースが出てきた。スカートは上半身とは少し違い、オーガンジーの生地に細かい花柄の刺繍がほどこしてあり透け感がある。
すっきりした服が多い稜には珍しく、少し可愛目のワンピースだ。

「こんなやつ」

そう言って、すぐコートの前を合わせる。
コートはボタンではなく前を合わせてベルトで止めるだけのタイプだ。

「えっ。短っ。もうちょっと見せてよ」

「だって寒いもん」

そう言って、ベンチコートを掴んでまたホットカーペットの上に座りなおす。

「ちえー」

羚汰もしぶしぶ座り直しながら、何かに気づく。

「あれ?でもさ、そのタイツと、今のワンピースって、なんか合ってなくね??」

稜は、網目の大きな黒い網タイツを履いている。

体がぴくりと反応する。

「そんな、ことない...」

稜の反応で、何かを確信し座って体を近づけてゆく。
稜は少し体をよけて逃れようとするも、羚汰が腕を伸ばして、稜の黒いコートの中に手をいれる。
ベンチコートはまだ羽織っただけなので、黒いコートの中にすぐ手が届き、長めの裾がはだけさせられる。

座って曲げられた足と、出てきたスカートは確かに印象が違いすぎる。

「...ひょっとして、この先にまだ秘密があったり、する?」

羚汰の手が出ている足をするすると撫であげ、そのままスカートの中に入っていこうとする。

「ひゃんっ」

イヤらしい撫で方をされ、稜の体が反応する。

太ももの途中で手が止まる。

「これって...」
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