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第41章 約束の約束
腕をクロスしてはいるものの、赤いベロア生地とその淵に白いモヘアが付いた、サンタビキニがお目見えする。

三角の生地は少し丸みを帯びていて、ワイヤーが入っているのか、稜の胸を形よく縁どっている。

腰のガーターベルトは黒いレースで出来ていて、赤いリボンで、後ろ同様網タイツとつないであった。

その下には、小さな生地で出来た三角の布が、稜の中心を僅かに隠している。

稜は、そこも恥ずかしいのか、足をクロスするようにして立っている。

羚汰が、稜の体をじっくり眺めている。

「もう、いいでしょ。服、着させて?」

「だーめ!!手と足をどけて、ちゃんと見せて?」

「...だって、寒いし!お願いっ!」

「えー」

不服そうな羚汰になんとかお願いして、サンタビキニの上にベンチコートだけだったが、なんとか羽織らしてもらう。

「...そういやさ、俺の部屋きたとき、サンタの帽子被って無かった?」

羚汰が部屋から出かけると聞いたとき、こっそりコートのポケットにしまったのだ。

羚汰がポケットに入っていたサンタ帽を取り出す。

たたんであるのを広げ、稜ににこやかに渡す。

「はい、被って?」

渡された帽子を、仕方なく両手で頭に乗せる。

ベンチコートを閉めていた稜の手が離れたのをいいことに、コートの前を広げてビキニ姿のエロサンタを目で楽しむ。

「きゃっ!」

「やべえ!超エロかわいい」

そう言うと、稜の体とコートの間に体を滑り込ませるようにして、羚汰が稜の体を抱きしめ、唇を奪う。
頭の上に持ち上げていた手が、羚汰の肩を押して少しばかりの抵抗を試みている。

「んふっ...」

舌を激しく動かし、稜の舌を捉えて離さない。
体に巻き付けていた腕を一本解いて、Tバックでむき出しになっているお尻を撫でる。

「...んんっ」

稜の体がぴくりと動くが、反対の腕で抱えられているので逃げられない。

Tバックの紐を撫でるようにして、ワレメをゆっくりおりてゆく。

ソコには触れずに、ガーターから伸びたリボンを撫で、ゆっくりと網タイツの腿裏を掴むと、自分の体に沿うように持ち上げてゆく。

Tバックの紐が、稜の中心に食い込んで刺激を与える。

「んあっ!...羚汰っ、ダメっ」
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