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第41章 約束の約束
羚汰の腕の中で汗ばんだ体が波打ち、稜がの限界が近いのがわかる。
ナカも同じように波打ち、羚汰を奥へと引き込む動きをする。

「...んんっ、んあっ、もう、もうっ!!」

「はぁっ、イイよ。稜...」

「...んっ、ぁあっ!!」

稜が体を伸ばし果てると、そのままぐったり羚汰の上に預ける。

軽く痙攣を繰り返す稜の髪を撫で、体をぐるりと反転させる。
なおもだきつくようにして、羚汰が顔を近づけ囁く。

「寒くない?」

「...ん、なんとか」

確かに時折寒い風が吹くが、羚汰とつながっているからか、その場所はすごくアツい。
足や顔に冷たい風が当たっている気がするが、そんなのに気をとられないほどだ。

「稜のナカがすげーアツい。気持ち良すぎ」

羚汰がゆっくり腰を使って動いてゆく。

「あっ、...んっ...んっ」

ゆっくりとした動きが、さっきまで暑かった体を冷やしてゆく。

「りょうたっ、...もっと」

稜が、消え入るような声で耳元で囁く。

「ん?」

首筋に舌を這わせていた羚汰が、顔を起こして鼻と鼻がくっつく位置で、稜をのぞき込む。

「ゆっくり、だとっ、寒いかもっんっ、もっと...」

「...もっと?」

嬉しそうににっこり笑う。

「うっ...」

恥ずかしさに顔をそむける。

「言って?どうして欲しい?」

ゆっくりとはしているが、的確に奥を突く動きを繰り返しながら、羚汰が焦らす。

「...あっ!...いっぱい、...はぁっ」

「ん?いっぱい??」

背けた顔も優しく向けられる。

もう逃げられないー。

「突いっ、て?寒くないようっんっにいっ、はぁっ、...激しくっ、シテっ!!」

稜が最後は叫ぶようにお願いをすると、羚汰がその唇を激しく貪る。

「んんんっ!」

「...りょーかい。カクゴしてよ?」

にやりと笑うと、稜の体が飛び跳ねるほどの律動をはじめる。

「んぁああっ!あっあっ、ああっ、あんっ」

「...稜、あんまり叫ぶと、近所に聞こえるよ?」

「んふうっ、...んんっ、んんぁあんっ、んふっ」

抱きついた羚汰のコートに顔を埋めるようにして、なんとか声を凌ぐ。
コートを伝い激しく喘ぐ呼吸が、羚汰にかかる。

「エッロ...」
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