この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第43章 買い物デート
「うーん。なんか皆がラーメンラーメン言ってたから、ラーメン食べたいかも。...羚汰は?」

ラーメンと言った途端、羚汰がぷっと吹き出し笑っている。

「何、なんで笑うの?」

「んー。可愛いなと思って」

そう言って、稜の唇にちゅっとキスを落とす。

「...バカにしてる?」

今度は稜の眉間に皺が入り怪訝な顔になる。

「違うよ。まさか、ラーメンって言うと思わなかったから」

にこっと笑う羚汰につられて稜も笑顔になる。

「そう?ラーメン好きよ」

「じゃ、美味しいラーメン行こうね。シャワー浴びてくる」

話しながらほっぺをまたぷにぷにっとして、もう一度ちゅっとする。

ちゅ、ちゅっと何度か交わすと、羚汰がふっと体を離し、風呂場に向かう。

「これ以上したら、出掛けられなくなっちゃう」

つぶやくようにそう言って羚汰が歩いてゆく。

稜もその背中に抱き着きたい気持ちを押えて、カフェラテを飲み干し、飲んだカップを皆のも合わせて洗う。





2人で電車で街まで出て、駅前のラーメン屋の開いているお店を探す。
年末で営業を心配したがどこも営業中だった。
他の飲食店が休みなところが多いからか、どのラーメン店も比較的混んでいた。
マンションを出たのが遅かったからか、ラーメンを食べ終わった時には既に3時を回っていた。

「やべ。もう夕方なカンジじゃん~」

「だね」

家具店は駅前にはなく、電車かバスでちょっと郊外に出ないといけない。
しかも、密集してないので、これから行くなら1店舗に限られてしまう。

スマホで行き方や、バスの時刻などを調べていると、羚汰がぽつりと言いだした。

「なんか...ネットで買った方がよくね?」

とりあえず行こうとしている大型家具店は、ネットでも販売している。

稜は、ネットで家具を買うのには抵抗があった。
でも、羚汰の今のベッドもそこで買ったらしいから、全く品質等を見ないで買うわけでもなし。

「そうだね。そうする?」

少し迷ったがそう言うと、羚汰が嬉しそうな顔をする。

「じゃ、どうしよっか。...イルミネーションはこの前行ったしなー。どこか行きたいところある?」

「何も考えてなかったよ」

「だよね」
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ