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第43章 買い物デート
強く押されて、流石の羚汰も体が少し離れる。

「恥ずかしいからっ...お願い」

益々真っ赤にした顔で、羚汰に懇願する。

「...その顔、マジでヤバイ」

羚汰の手が顔を優しく包む。
親指が頬を撫でて、次に唇をなぞり、顎を掴まれる。

「んっ...」

唇がそっと重なる。

離れるとまた、唇の上で指が踊り、稜の唇がぷよぷよと変形する。

「羚汰...映画見よ?」

聞こえるか聞こえないかぐらいでそっと囁く。

服の中の手はなんとかなくなったものの、その手がまだ腰を抱えるようにしているので、身動きがとれない。

羚汰がまた耳元に近付いてくる。

「んー、だってめっちゃエロい顔してんだもん。稜、エッチな事考えてたでしょ」

「考えてない」

「うっそー」

そのまま、耳元に舌を這わす。

「...ぁっ」

しばらく我慢していたが、吐息混じりに舐め回されて思わず声が漏れてしまう。

「ほら、エロい声が」

「だって、羚汰が...」

その時、映画で大きな爆発音が何度も響く。
ひそひそ話しをていた二人も映画に気を取られ、画面を見る。
どうやらいつの間にかクライマックスに近づいているらしい。

「ね、映画見よ。いいとこみたいだよ」

稜が、腰にあった羚汰の手を力強くどかすようにして、映画の方へ向く。

「えー」

羚汰が口を尖らせているようだが、気にせず前を向く。

すると、なにやら横でごそごそし始め、手を引っ張っぱられ、ソファと背中の間に羚汰が入ってきて、後ろから抱きしめられる。

「ちょっと、羚汰」

「せめてこーしてたいの」

さっき無理矢理手をどかしたので、少し拗ねたようだ。
稜の腰に腕を回し、背中越しにうなじから首筋あたりに顔を埋める。

流石にもう何もしないのか、そこでじっとしているようだ。

こういう所が年下っぽいっていうのだろうか。
すぐ拗ねる。

でも、そこが可愛くもあるかな。


映画は、途中を見過ごしたからか話が飛んでいて、さっきあんなに激しく絡んでいたヒロインの女性が、悪者グループの一員になっている。

羚汰も驚いていて、思わず2人で顔を見合わせる。

ふふっと互いに笑って、映画の続きを見た。
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