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第6章 喧嘩からの...
「...あ、さっきホットケーキ食べたからかな」

ファミレスで、巷で流行のホットケーキが、ホイップクリームがたっぷりのやつとか、フルーツがたっぷりのやつ、チョコやナッツがたっぷりのやつ、などなど色んな種類があった。
散々しゃべってお腹が空いたと、みんなで何種類か注文して分けて食べた。

「ん。甘いイイにおい~。ホットケーキ食べたい」

ぐぅ~

リョウのお腹から大きな音がする。

思わず稜は吹き出す。

「昨日からなんも食べてなくて。これからコンビニなんです」

「...いってらっしゃい」

今度こそすれ違って、稜はエレベーターに乗り、7階のボタンを押し、閉まるボタンを押した。

稜は気まずさから、この場を早く離れたかった。

自動ドアが閉まる瞬間、ドアをガッとつかまれて、勢い良くリョウが乗り込んでくる。

あまりの出来事に、稜の心臓は飛び跳ねた。

「!!!」

「コンビニやめて、ホットケーキ食べる」

そう宣言して、身を乗り出して、稜の前にある閉まるボタンを押した。

リョウの行動はいちいちドキドキする。

「!?」

何が起こってるのかわからない稜に、リョウは笑って説明をする。

「チャリの鍵、部屋だから」

少しの時間を置いて、やっと稜は理解した。

歩いてすぐのコンビニに行くのをやめて、ホットケーキを置いているファミレスに自転車で行くことにしたー。ということか。

「...ファミレス、遠いよ」

「あー、やっぱりチャリだとかかりますかね?」

稜のたちの住むマンションの近くには、ファミレスはない。いくつかレストランや食堂がないわけではないが、24時間ではないし、ホットケーキなど置いてなさそうだ。

電車で3つ先の駅がここらでいちばん大きな駅で飲食店が多く、稜の会社もリョウのイタリアンレストランもその駅周辺にある。

2人は一緒にエレベーターを降りた。
同じ階なので、仕方ない。
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