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第45章 お見合い
稜に勢い良く抱きつかれ、羚汰の体がベッドに沈む。

「羚汰っ」

「あははっ。わかったから」

頭がゆっくり撫でられる。

「明日じゃなかったの?今日はパーティでしょ??」

首に腕を回したまま、羚汰を見つめる。

「宴会はまだ続いてたんだけど、じーちゃんに言ってお許しもらってさ、最終になんとか乗ったんだ」

羚汰の指が、また顔を撫でている。

「羚汰が出てくる夢、見てると思ってた」

「あは。そうなの?そんなに俺に会いたかった?」

「うん。すっごく」

真っ赤になって、流石に目を逸らしたが、気持ちは誤魔化したくなかった。

「ほんと?...稜、こっち見て?」

頬の手が優しく稜の顔を動かす。

外していた目線を、照れながら羚汰に向ける。

熱い目をした羚汰が、こちらを見つめている。
高鳴る鼓動が苦しいぐらいだ。

「もぅ、恥ずかしいんだけど」

羚汰は慣れているのかもしれないけど、稜はあまりこういった表現が得意ではない。
羚汰が言ってくれる分、返さなきゃとは思っているが、なかなかどうして恥ずかしさが先に立つ。

「俺も、すっっっごく会いたかった。こーやって触れたかった...」

仰向けに寝転ぶ羚汰の上に、稜の体がほぼ重なるように横たわっている。
両手が稜のキャミソールの上をゆったりと這い回る。
いつもとは違うなめらかな質感が稜の体を高ぶらせる。

「...ん」

自分から羚汰の唇に近づく。

「ん...すげーエロいね」

稜は、キャミソールにブラとショーツだ。
キャミは、透け感のあるもので、少しサイズが大きいのか、肩紐が片側落ちている。

キャミの下は、正月にモールに買い物に行きセールで買ったセットだ。
ピンクの花柄レースがふんだんに使われていて、所々に黄色い蝶々が飛んでいる。
普段より少し派手な色柄だったが、その派手さ故か随分と安くなっていたので買ってしまった。

「...俺の為?」

息が少しあがった羚汰が、稜の髪をかきあげるようにして、そう尋ねる。

「ん...。こーゆーの好き?」

羚汰の為に買ったワケではなかったが、なんだか否定するも肯定するも違う気がした。
買うときに、羚汰の顔がチラつかなかったと言えばウソになる。

「いつもと違うからかな、よりドキドキする...」
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