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第45章 お見合い
「ん...」

羚汰が顔を近づけ、稜の顎をつかんで自分に向ける。

稜は吸い込まれるようにして、その唇と重ねる。

まだ荒い息の中で、舌が艶めかしく行き交い、唾液が稜の首筋を伝う。

顔だけをひねっていた稜が、段々と腰から向いて腕を羚汰の首に回す。

「あ、とりあえずヌくわ。...稜、腰上げて」

体勢がキツかったのか、お湯から出た稜のナカから羚汰が去って行く。

シャワーでキレイにしてから、稜の後ろに座り直した。
後ろから、稜を抱きしめなおす。

「はぁっ...」

「んはっ...。スゴイ気持ちよかった」

稜のうなじや首筋の肌をついばみながら、羚汰が吐息とともに吐き出す。

「...ん」

「稜は?」

「んっ?」

「気持ちよかった?」

微笑む羚汰の顔を間近に感じて、今更ながらにどきりとする。

「...うん」

消え入るような声でなんとかそう言う。

後半はお風呂場だということを忘れるぐらい声を出していた気がする。
近所の人に聞こえてないか心配だ。

「ここだったら、声を出しても枯れないね」

先日、声が枯れたことを言っているのだろう。
余計に恥ずかしくなる。
羚汰は嬉しそうに微笑んでいるようだ。

「表を通る人に聞こえてないか、心配だよ...」

「んー、確かに他の奴に聞かすのは、ちょっとヤダな。今度はもうちょっと押さえてね」

「!!もうしない!今日だってしないってゆったのに!」

「だって、稜がエロすぎて我慢出来なかったんだもん。あれは、ヤバっしょー」

そう言いながら、稜の胸をゆっくり触り始める。唇は耳のあたりをキスしている。

「羚汰っ」

「んー?なにー?」

まさか、ここでまた始めるのだろうか。

「...もう出ない?のぼせそう」

胸の先を指先がふにふにと弄っている。

「んー。もうちょっと、こーしてたい。ちょっと触ってたいだけたがら」

「でもっ...あっ...」

稜が逃げようとする理由を察してか、羚汰がそう宣言して、湯船から出ようとする稜を、羚汰が抱きしめてまた座りなおす。

「もうっ」

稜も観念して、体を羚汰に預けるようにもたれかかる。


「...稜はさ、シテほしいこととかないの?」

ふいに羚汰がそう言い出す。

「どうしたの?急に」

「急にじゃないよ。前からちょっと気になってたんだよねー」
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