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第46章 Difference
風呂上りにあまりにも眠気が襲ってきて、羚汰が帰ってくるまで一眠り...と思っていたら、いつのまにか爆睡していたらしい。

ふと気づくと、羚汰が布団に入ってきていて、後ろからぎゅっと抱きしめられたのに気づく。

「あ、おかえり...ごめん寝ちゃってた」

部屋も真っ暗になっている。
体をひねって羚汰の方を向こうにも、体が重くて思うようにいかない。

「んー。いいよ。寝てて?」

「...忙しかった?」

はっきりした時間はわからないが、きっと深夜遅いと思われた。

稜が、体に回された手を探して、指を絡めてつなぐ。
羚汰は足先を絡めてきている。
この密着感がとても居心地がいい。

「うん。ちょー忙しかった。本店からマネージャー来ててさー。終わってからのミーティングもちょー長くって。ホント疲れた~」

そう言いながら羚汰が欠伸をしている。

つられて稜も欠伸が出る。

2人でふふっと笑う。

「昨日って言うか、今朝?ほとんど寝てないもんね~」

そう言いながら、稜の頭に顔を摺り寄せキスをする。

「...っ」

何て言っていいかわからずに黙ったままでいると、羚汰が体を少し起こして、稜の顔を至近距離で覗きこむ。

「なーに思い出してるの?稜ったらスケベ~」

「違っ、そんなんじゃっ...」

振り返ったところを、羚汰の唇で塞がれる。

「んっ...」

唇と舌がちょっとだけ触れる優しいキス。

ふっと羚汰が笑う。

「今日はもう寝よ。明日またシようね?」

そう言ってまた稜に絡まるようにして、横になる。

「...おやすみ」

「おやすみ」

よっぽど疲れているのか、また羚汰は欠伸をして、それからすぐ規則的な寝息が聞こえてきた。

その寝息を聞きながら、稜もすぐ深い眠りについた。





目が覚めると、部屋はまだ薄明るかった。

ぐっすり眠れてスッキリ目が覚めた。

寝返りを打つと、羚汰のキレイな顔が至近距離にあって、今更ながらもドキリとする。

疲れているのか、それとも夢でも見ていてその中で考え事でもしているのか、眉間に少しだけ皺が入っている。
寝息は普通にしているようなので、安心する。

手を伸ばしてその眉間にそっと触れる。

途端に羚汰がふふっと笑う。

稜はびっくりして、手をとめる。

羚汰が起きた様子はない。

夢を見ているのだろう。
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