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NEXT 【完結】
第6章 喧嘩からの...
たくさんあるメッセージは、ほとんど事務所の若い子たちからだ。

昨日すっかり仲良くなって、LINEの友だち登録をしたのだ。

若い子たち、って線を引いてしまっていたのは稜以外の誰でもなかった。

LINEのスタンプの派手さには驚いたが、どれもが稜と楽しく過ごせたと喜んでいる内容だった。

一個一個返事を返す。


千夏からもメッセージが来ていた。

どうやら、親戚の子の後輩から回り回ってリョウの情報をやっと入手したらしかった。

“医学部の1年に サイトウ リョウてのがいるらしい”

“少し離れた県のそこそこの病院の次男だか三男で、地元ではチャラチャラ遊び回ってて居づらくなり、親がウラ金を積んで、K大医学部に行っている”

“あくまで、ウワサらしいけど”

“カナリの女好きらしいから、手を出せれないように気を付けてね!”

と、最後にあった。

稜は、苦笑いをする。

確かに馴れ馴れしく話しかけられるが、あのサキって彼女を見る限り、そんな心配はいらないと思ったー。

とりあえず、お礼の返事をする。

一通り返信をすませると、稜は立ち上がった。

実家に帰る前にするべきことが沢山ある。

とりあえずシャワーを浴びて、洗濯をしてー、布団もちょっとでいいから干したいしー、まだリサイクルショップに持って行けてないやつを持って行ってー。

稜はバタバタと動き出した。
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