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第46章 Difference
昨日の夜までは、普通だった。

今朝、起きてからー、というより、出かける時になって急に変わった気がする。

...気のせいだろうか。

起こさなかったのがいけなかった?

でも、そんなに怒ることかな。

他には...思い当たらないし。


色々考えを巡らしてみるも、答えが出るわけもなく。

会社に到着する。

新年初日ということもあって、仕事が山積みだ。

お正月に、稜の住む地域では珍しく猛吹雪が降り、それがまた珍しく積もり、各所で事故が起きた。
建物が暴風で一部倒壊、水道管破裂や、それらによる二次災害もあり。
車やバイク、自転車などのスリップによる衝突事故も多かった。
歩いていての転倒事故も多かったらしい。
営業スタッフは、当日も電話がひっきりなしだったらしいが、稜たち事務スタッフは、休み明けの今日、その残務処理や書類作成が山積みなのだ。

沢山の書類業務をこなしながら、かかってくる電話に対応している内に、すっかり朝の出来事は稜の頭の中から消えてしまっていた。

いつもなら、某アイドルのカウントダウンコンサートに娘たちと行った話をしまくる数子も、今日は電話に追われている。

3時ごろ、あまりにお腹が減って仕事の合間にお弁当を広げていると、麻衣が足早にやってきて某テーマパークのお土産のクッキーを配って去っていく。

ふと机を見ると、いつの間にか温泉饅頭も置かれていた。
キョロキョロしてみると、桃香と目が合って、ジェスチャーで『どうぞ』としているので、桃香からの土産だろう。

バタバタ忙しくしていると、甘いものがとても嬉しい。

「今日はこのぐらいにして、皆さん帰ってくださいよ〜」

残業が好きではない谷本社長の号令がかかり、皆なんとか8時頃にはそれぞれメドをつけて会社を後にした。

明日もまだまだ忙しくなりそうだが、仕方ない。
この忙しさは一週間は続くだろう。

スーパーでお惣菜を買ってマンションに帰る。

実家でのんびりしている時に雪が降って、忙しくなるだろうなと予想はしていたが、ここまでとは思わなかった。

稜も長年勤めているが、初めてと言っていいだろう。

何年か前に大型の台風が直撃した時も忙しかったが、今回は休みと重なったからまた違う忙しさになってしまった。

なんとか晩御飯も済まして、風呂にも入る。

羚汰と今朝約束をしたが、守れそうになかった。
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