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第48章 la corte の人たち

「もっと、...もっと」

「もっと、こっち？」

「はあっんっ、そこっ」

稜の指が、ぷくりと膨れたピンク色の突起を撫でる。

羚汰がそっと手を離し、最早自分で弄って喘いでいる稜の動きを食い入るように見つめている。

稜が我に返って、動きをゆるめる。

「...やだ。早く舐めて」

それでもにやにやして舐めはじめない羚汰に、稜が咄嗟に考えた言葉を発する。

「...命令よ」

「ははっ」

そう来るとは思ってなかったのか、羚汰が驚きの笑い声をあげる。

「命令なら仕方ありませんね」

そう言うと、握っていた稜の手をつなぎ直し、稜がもう片方の手で押し広げているそこへ舌を近付ける。

「んぁああっ、あああっ」

待ちに待った快楽に、稜の体が大きく反り返り、ベッドの上で跳ねる。

そんな稜の太腿を抱え込むようにして、羚汰が攻め続ける。

「あっ...ああっ、すごっいいんっ」

悶える稜に目もくれず舌を動かし続け、稜を追い込む。

稜の目の前はもう白くなりかけ、今にもイキそうだ。

「あっ、やっ、...もうっ」

体がガクガクと痙攣し始め、それでも攻め続ける羚汰の舌から逃れようと、もがいてみるもがっちり掴まれていて逃げられない。

「ああっ、やぁあっ、だめえええっ」

なんとか耐えようと試みたが、波に抗えず大きく痙攣をし果てる。

「はぁっ...はっ...んっ...」

小さく痙攣を続けながら、快感をやり過ごす。

「ちょっと舐めたダケなのに、もうイってしまうなんて、お嬢様...こらえ性が無さすぎですね」

「だって...あっ、まだだめっ」

羚汰の指が、大きくなった突起を指でゆっくりとこね回す。

「あっ、そんなすぐしたらっ、だめ、イっちゃうっ」

親指で突起を撫でながら、蜜が溢れるそのナカに中指がするりと吸い込まれてゆく。

ナカの指が折り曲げられ、ポイントを攻める。

外と中、両方の刺激に稜の体がまた跳ねる。

「それっ、ホントに、だ...めえっ！」

「ダメじゃないでしょ？気持ちいい、でしょ。ほら、言ってみて」

「んぁっ、...気持ち、いいっ」

「...よく出来ました」

ナカの指そのままに、羚汰が膨らみにまた舌をのばす。

出し入れを繰り返す指と、舌が動く音が合わさって、よりいやらしい音が広がる。

「んんっ...ぁんっ」