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第49章 la corte の人たち2
いつもは徒歩で買いに行くので、そんなにたくさん買えない。車で送ってくれるというので、持てるだけ買ったのだ。
本当はケース買いしようかと思ったのだが、ダンボールで買うとなんだかユウに運べと言っているようで、同じ本数をバラで買った。

他にも野菜や牛乳なんかも買い込んだ。
ユウが部屋まで運んでくれなかったら、一人ではちょっとキツかったかもしれない。

「ははっ、そりゃユウもびっくりしたろうな。アイツ、そんな事したことないだろーから」

羚汰がガウンを脱ぎながら、笑っている。

「やっぱり、お家にはお手伝いさんとかいるのかな?」

「そりゃいるんじゃね?...執事まではいないだろーけど」

パジャマを脱ぎながら、にやにや笑っている。

「もう。執事のハナシはいいよ」

稜が、飲んでいたペットボトルを置いて横になり布団をかぶる。

「えー、あんなにノリノリだったのに?」

羚汰ももう一度水を飲んで、布団に入ってくる。

「ノリノリだったのは羚汰じゃん」

「稜もマンザラじゃなさそうだったけど?」

「...そうだけど」

羚汰が指をつないでくる。

「あは。認めるんだ」

あのベスト姿は反則だ。

「稜は、何かないの?稜の制服姿も見てみたい」

「ウチは私服だからね~」

数年前までは制服が支給されていたが、ここ数年どこの会社も私服化が進んでいる。

「高校の制服とか取ってないの?」

「取ってないよ~。親戚のコにあげたと思う」

「えー。稜の制服見てみたいのにっ」

「ウチのは、地味でダサダサな上下紺のブレザーだよ」

稜の出た高校は、何年か前に制服が一新され、今は少女マンガにでも出てきそうな可愛い制服だ。

「それでも見てみたかった~。今度卒アルとか見せて」

「今はそんな校則ナイみたいだけど、当時は髪くくんなきゃいけなくて、オサゲでメガネでじみーーーなコだったよ」

羚汰に見せるのは恥ずかしい。
稜もしばらく見ていないが、今とは流行りも違うし、超ダサダサだ。

「メガネなの?今、メガネとかしてなくない?」

「ん。2年前かな、レーシックしたから」

「マジで~。スゲっ」

「羚汰はたまに眼鏡してるよね」

「うん。そんな悪くナイんだけど、疲れた時とか見えにくくなんだよね~」
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