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第50章 ドライブデート
凄く嬉しそうな羚汰の顔が近づいて、唇が重なる。

さっきまでの眠そうなのは嘘だったかのような、濃厚なキスが始まり、稜の体がより引き寄せられる。

「寝るんじゃなかったのっ」

やっと唇が離されてそう稜が話せる頃には、もうパジャマのボタンが全て外されている。

「目が覚めた」

「う...そっ...んっ」

「あー、旅行がすげー楽しみ。カクゴしといてね、稜」

「ふぇっ、か、覚悟っ??」

羚汰の舌が、稜の胸の上で踊っている。

「そー。俺、その頃にはもう試験終わって、授業もないし。稜、有給とか取れたりする?」

「ん、たぶんっ、大丈夫だけど、やっ」

勢い良くショーツが脱がされる。

「3~4日、俺とずっとこうしてる覚悟」

にやりと笑ってまた舌が絡まり、手が足の間にするりと入ってくる。

「んふっ...んんっ...んふぁっ、...っと?」

「ん?」

小さく喘ぎながら聞き返す稜の口元へ耳を持ってくるも、ゆったりとした手の動きは止まる気配がない。

「りょ、こうの間っ、...ずっと?」

羚汰と目が合うと、ふふっと不敵な笑みを浮かべ、稜の胸元に沈んでいく。
既にねっとりと濡れた胸の頂を、揉みしだきながら吸うようにして口に含む。
もう片方の手は、稜のナカを的確に刺激し、稜を追い込む。

「んぁあっ...ああっ」

「ちょー楽しみ」

本気だろうか。
こんなことを3日も続けていたら体がモタナイ。
いくらなんでも冗談、よね?

体をよじらせながらも、頭を少し斜めに起こして羚汰を覗く。

稜の考えている事がわかるのか、顔をあげた羚汰とバチリと目が合う。

その艶めかしく誘う顔が彼の本気を物語っている。

稜のナカが締まり体が跳ね踊る。

「んぁあっ、あっ、あっ、もっ、もうっ」

「すっげ、指でこんなだったら...」

羚汰の指が素早くそこから引き抜かれ、入る準備をしている。

もう少しで果てそうだった稜は、背を向け準備をする羚汰の背中に体を手を伸ばす。

「羚汰...」

体を起こして近づこうとした時に、羚汰が勢い良く振り返る。

「きゃっ」「うおっ」

そのまま二人の体が、期せずしてベッドに沈む。

「何やってんの」

上になった羚汰がくすくす笑って体勢を整えている。
稜もつられて笑ってしまう。

「だって...」
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