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NEXT 【完結】
第51章 旅行 〜前編〜
旅行を計画した頃は、“羚汰の誕生日“とか言っていたけど、時期が大幅にズレてしまった。

バレンタインが、旅行の次の週にあるから、バレンタインと割り切るかな...。
バレンタインなら、チョコの入った何かしらのスイーツを作ってー。
プレゼントも用意しなきゃ。
何がいいかな。

クリスマスの時には、手作りピアスをプレゼントした。
お金かけない方がいいかと思ったからだが。
某ブランドの指輪を貰ってびっくり。後日値段を調べてまたびっくりした。

バレンタインは、ちょっとフンパツしよ。
何がいいのかな。

旅行に着ていく服とかも用意したほうがいいかな。

そういえば、彼氏と旅行とか久しぶりだ。

女友達と旅行は、以前はよく行っていた。
テーマパークや温泉。南の島などなど。
当時遊んでいたメンバーが結婚したり、仕事でいそがしくなったりで、段々予定が合わなくなって行かなくなったけど。

前彼はお金がナイとかで、行っても日帰りだったし。
その前の彼は...。
そうだ。
8年ぐらい前に、泊まりで都会の音楽フェスに行ったのが最後だ。
音楽フェス自体は楽しかったが、汗だくで2日とも飛び跳ねていたので、ロマンティックなこととは無縁だった気がする。

羚汰が旅行の詳細を教えてくれないので、何をどう用意すればいいのだろう。

「身ヒトツでいいから!」

と羚汰は言っていたが、そういうワケにはいかない。
クリスマスの時は羚汰に任せっきりにしてしまった。
今度は何かしら計画に携わりたい。

思いついて、ロッジのホームページをスマホで見てみる。

敷地内に、ゴルフ場、パターゴルフ場、テニスコート、バスケコート、体育館のような施設。岩盤浴、温泉、温水プール。
系列ではないが、車で数分ほどの近くに、農場や、ワイン製造所、ダムや時期は違うが紅葉の綺麗な公園、などなどがあるらしい。

ホームページを見ているとあっという間に会社に着いてしまった。

浮かれていたら、数子さんに何を言われるかわからない。
きっと、休みを取ったことは数子さんのことだから、もう情報を仕入れているだろう。

稜は、うきうきした気持ちを押し殺し、仕事をこなした。

それでも顔に出てしまっているのか、数子が昼休みにつつきに来る。

「彼氏と旅行いーわねぇ。ドコ行くの?」

「...えーっと。“フォレストランド”っていう...」
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