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第52章 旅行 〜中編〜
羚汰の指が胸先へとゆっくりと這いあがり、円を描くようにその場所を執拗に弄ってゆく。

「...はっ...んっ」

「もう行く?」

執拗に撫で回され、稜のそこは固くぷくりと存在を主張し、少し震えている。

「もうちょっと...」

手を伸ばして、羚汰の方へと体を捻る。

「ん?もうちょっと?」

羚汰の指が、先をつねるように摘まんで刺激をする。
その刺激で稜の体が小さく跳ねて、お尻と固くなりかかったものがより密着して擦れる。

「あっ、...もうちょっと...ここでこうしていたい」

吐息混じりになんとかそう言い終えると同時に、羚汰の舌がぬるりと差し入れられる。
先程のついばむようなキスではなく、舌が絡まる濃厚なキスが始まる。

羚汰が、稜の体を抱えて先ほどの位置まで戻る。
先に腰をおろした羚汰の上に、足を広げて向かい合うように座る。

ジャグジーの水面が、二人の動きによって激しく波打って水音が広がる。外を二人して眺めていて、外の明るさに慣れていた。

元の位置に戻ったが真っ暗で、互の体のラインが浮かび上がる程度だ。
手探りで互の体を弄り、角度を変えては舌を交わす。

そのことが余計に二人を高めてゆく。

「んふっ...はぁっ...」

「...ん...稜」

動きの止まった羚汰が手を伸ばして、また壁のスイッチを触る。

音がして、ジャグジーの中にほんのりとした白っぽい電気がついた。
ほのかな光だが、暗闇に慣れてきた目にはかなり明るい。

「...暗くてもよかったのに」

体を伸ばしていた体勢から、戻ってきた羚汰の首すじにキスを落としながら呟く。

「ぜーったいやだ!」

稜の顔を両手で掴んで自分の顔に寄せる。

「真っ暗じゃ、稜のイキ顔見れないじゃん?」

そうニヤリと笑ってから、稜の鼻に噛み付く。

「きゃっ!」

噛み付いたあと、今度は舌でベロりと舐め回すのでくすぐったい。

「もうっ、羚汰っ」

どんな仕返しをしてやろうかと考え、羚汰の首すじに唇をくっつけて、ぶぶぶと空気を送る。

「ひゃっ!くすぐった!!」

案の定、くすぐったがって笑い転げる。

羚汰も負けじと稜の胸元に唇を寄せて、空気を送り音を出す。

「きゃあっ!あはっ、羚汰ズルイ」

今度は羚汰の胸先に舌を這わせてから、吸い付いた。

「...っ、...はっ」
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