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第52章 旅行 〜中編〜
耳元に舌を這わせ、時折歯を立てるようにしながら、笑うように吐息を吹きかけてくる。

「...んっ」

「ほら、何が欲しいの?」

体は密着していて、羚汰のそそり立つモノが、当たっている。

羚汰は笑いながらも、その声には色が混じっていて、耳元で囁かれる度にゾクゾクと稜のナカに何かが走る。

「...私ばっかズルイ。...羚汰は?」

「へっ」

まさか質問を返されるとは思ってなかったらしい。

一瞬の隙に、稜が羚汰の耳にかぶりつく。

「今度は羚汰が言う番だよ?」

「...っ。...ふっ」

稜が穴が沢山開いた耳たぶを舐め回し、歯を立てて引っ張るようにすると、羚汰が吐息を吐いた。
顔が見えないだろうと思い、稜も大胆になる。
柔らかくした舌で何度も舐め回し、吐息を吹きかける。

「...欲しい?」

わざと音を立てて、耳の中を攻める。
あまり得意ではないが、いつも羚汰がしてくれるのを真似してみる。

「...稜」

体を離そうとする羚汰に抵抗して、その首筋にしがみつく。

「だーめっ。言って?...聞きたいの」

すんなり言うかと思っていたのに、なかなか羚汰が言わない。

耳を攻めるのをやめて、体を少し離して、羚汰を見る。

真剣な表情の羚汰がいて、心臓が飛び跳ねる。

羚汰の膝の上にいるので、羚汰が少しだけ見上げるような体勢だ。

「欲しい。稜が欲しい。ココロもカラダも全部」

懇願するようなそのセリフに、稜の体が一気に沸騰する。

気付けば、稜から熱く舌を絡ませていた。

これ以上ないぐらいに、羚汰の舌も入ってきて、互の唾液を吸い尽くす。

羚汰の腕が、稜の太ももをがっつり掴み、稜もしがみつくと、ジャグジーから羚汰が立ち上がる。

そのまま、またあの長椅子に移動する。
稜の体が寝かされ、尚も舌を絡ませて貪り尽くす。

「...はぁっ、羚汰」

「何?まだ何か聞きたいの?」

眉間にシワを寄せて、羚汰がため息をつく。

「...もう、あげれない」

「はぁ?」

益々眉間にシワが入る。

「もう全部、羚汰のモノだから...」

「...っ」

「初めてこうなったときから、もう私のココロもカラダも全部羚汰のモノだよ?」

荒く呼吸を繰り返しながら、羚汰の顔に手を当てる。

言い終える前にまた羚汰の唇が重なって、中を掻き回される。
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