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NEXT 【完結】
第7章 千夏の結婚式
次の日、稜は洗濯機の前で考えていた。

借りたパーカーを洗うべきかー。

洗ってしまったら、きっとリョウの匂いは消えてしまう。

パーカーに顔を近付けると、まだ匂いがした。

えーい、しばらく借りちゃえ。

パーカーはハンガーにかけ、洗濯機をまわす。


すっかりリョウのパーカーの虜だ。


パーカーのタグを見ると、某海外ブランドのメーカーのものだった。

どうりで手触りがいい。おぼっちゃんって言ってたもんね。


そうだ!買いに行こう!!


なぜかそう思い立ち、出掛けることにした。


デパートのそのブランドのコーナーに行ったが、同じものはなかった。

店員さんに聞いてみたが、わからない。

直接海外で買ったか、そういう海外ものを取り扱うネットで買ったのかもしれないと言われた。

仕方がないので、似たようなので、少し大きめを購入した。

大きな紙袋を携え、うきうきして家に着いた。


早速、パジャマとして着て寝る。

買ったパーカーは、少し大きめなので、稜のお尻が隠れる。


彼氏の服を着て寝るってカンジ?

リョウのパーカーは着古していてちょっとくたびれた感があったが、新しいものはまだ生地に張りがあり、特にフードの部分がゴツく邪魔だった。

心地よい眠りについたものの、フードの煩わしさで目が覚める。

首が凝るー。
やっぱり、こっちがいいかな〜。

リョウに借りたパーカーをハンガーから外して、羽織る。

肌触りが全然違う。

稜は両手で自分を抱きしめ、そのまま手がパーカーの上から体を這う。

「...はぁ」


バッタン

稜はびくりとする。

となりの音だ。


また、はじまるのだろうか。


ガサゴソと音がする。


静かになった。


随分経つが何も始まらない。


少しガッカリして、布団に入りなおす。

すっかり期待してる。


壁の向こうで、かすかに生活音がする。

そのうち、静かなシャワーの音になる。


シャワーか...。

シャワー姿は妄想しようにも、あまりにも想像出来ない。

稜は想像するのを諦め、そのまま眠りについた。
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