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第53章 旅行 〜後編〜
稜も積極的に動こうとするも、羚汰の舌使いに蕩けてしまって、いつものようにしがみついているのがやっとだ。

「んふっ...はっ...んっ」

「...いちごと生クリームの味」

羚汰が、稜の口の周りの唾液を舐めとる。

「羚汰...」

「なに?」

至近距離の羚汰に、まだ頭がくらくらする。

「積極的に、もいいけど。俺はもっと稜にワガママになってもらいたいな」

「ワガママ?」

「そ。俺のやりたいことばっかじゃなくて、稜のやりたいことをもっと主張するってこと」

羚汰がまた唇をぷにぷにして弄んでいる。

「スグにはムリだろーけど。ワガママな稜に弄ばれたい」

そう言ってまた口を近づけ、柔らかく重ねて、唇を吸う。

「ふぇっ?...弄ばれたいの?」

「うん。俺、結構Mだよ?」

「うっそ!!」

びっくりして、羚汰の肩を押しやる。
羚汰はくすくす笑っていて、その瞳を見つめても本当かどうかわからない。

「じゃ、試してみたら?」

しばらく考え込む。

「...とりあえず」

「何?ここで稜が主導のエッチしてみる?」

羚汰の指が服の間に潜り込もうとしている。
その手を遮り、ハッキリと言い切る。

「ここから下りて、パンケーキ食べたい」

羚汰が吹き出す。

「わかりましたよ。ワガママだなぁ」

くすくす笑ってそう言いながら、腰に回した手を解く。

羚汰のとなりの椅子に腰掛ける。
羚汰が椅子を引いてくれ、目の前にパンケーキも並ぶ。

「羚汰も座って食べて」

「はいはい」

羚汰がやれやれといった風に、席について二人でもくもくとパンケーキを食べる。

なんたがムズがゆくて笑えてしまう。
それは羚汰も一緒のようで、2人でくすくす笑い出す。

「これから、どーする?」

「出掛けたい」

「パターゴルフは無理だよ。さっき、稜がシャワー浴びてる時にキャンセルの電話あったもん」

「じゃ、何か他のことでいいから。羚汰と一緒に何かしたい」

手を伸ばして、フォークを持つ羚汰の手に重ねる。

「んー?エッチなこと以外で?」

「エッチなこと以外で!」

慌ててその手を離して、自分のフォークを掴む。
そんな様子を羚汰がまたくすくす笑っている。

「ここ、エステが有名みたいだよ?受けてくる?天気関係ないし」
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