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第54章 旅行~羚汰side編~
「稜、タオルお湯に浸けたらダメだよ」

笑いが出そうになるのを堪えて、敢えて少し厳し目に指摘する。

「そうなの?」

タオルを近くの岩場に置いて、素早くお湯に浸かっている。

「稜、こっちおいでー」

「え、あ...、うん...」

かなり照れた様子だが、お湯をかき分けるようにしてこちらにゆっくり進んでくる。

ふふふ。まだやってるな。
俺が提案した事を拒否しないってやつ。

伸ばした手を掴んで引き寄せ、いつもの様に腕の中に稜を抱え込む。

長い髪がアップされてて。綺麗なうなじが目の前だ。

後ろから稜の腕に指を這わせる。

透明な温泉だが、なんだか少しトロリとしてる。

そのお湯を纏って、稜の体がより一層艶めかしい。

堪らず、ぎゅっと抱きしめる。
柔らかい体がすごく心地よい。

ヤバイなー。ガッつき過ぎだよな、俺。

ワザとくすぐるように、稜のうなじや首筋にいっぱいキスを落とす。。

「ふふふ...」

くすぐったがって、体をくねらせて笑っている。
もっと笑わせたくて、手も使って稜をくすぐる。

「ひゃははっ、もう、羚汰っ」

稜が腕の中からするりと逃げる。

何やってんだ。
稜が離れていってしまった。

俺がしゅんとしていると、稜がにこにこ笑いながらも戻ってきて横から抱きついてきた。

「...肌がすべすべだね」

稜の柔らかい手が、羚汰の腕を撫で、肩のあたりにキスを落とす。

お?マジ??なんか積極的?

羚汰が心躍らせていると、稜の手が脇腹に進み、くすぐり出した。

「あははは。くすぐったい!!」

「仕返し〜」

羚汰のほうが、断然くすぐったがりなのだ。
少しのくすぐりで、大きく体をよじらせて稜から逃げる。

「ふふふ...」

まるで、小さい子をあやすかのように、手の指をわきわきしながら、稜が進んでくる。

なんだそれ!

「羚汰のほうが、弱いんだから」

そうでした。降参だよ。

楽しそうに笑う稜が、すっげー可愛んだもん。

ちょうど風呂の中、端っこに追いやられた。
逃げるのをやめて、わざと捕まる。

楽しそうに稜が抱きついてくる。

「降参!!あはは。ギブアップ!!」

「もうしない?」

「もうしない〜!ひゃひゃひゃ」

やっと稜の指が止まって、俺はもう一度稜の体を抱きしめる。
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