パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第58章 3週間ぶり

「んぁああっ...んんっ...」

久しぶりに羚汰がナカに入ってくる感覚に全神経が集中する。
よく知っている筈なのに、久しぶりだからかその大きさや熱に体が震える。

羚汰の首に回していた手に力が入り、起こしていた体が反り返る。

ゆっくりと体を沈めた羚汰が、手が離れた稜の腰を両手でつかんで、引き寄せる。

ぐっぐぐっと音でもたてているかのように、ナカがこすれて広がっていく感覚に、めまいがしそうなくらいな快感が走り抜ける。

「...あっ...んあっ」

「くっ、...はっ。稜、力抜いて」

そう言われても、稜は首を横にふるのが精一杯だ。

「...じゃ、このままいくよ？」

その言葉と同時に、太ももがまた一段と広げられ、途中で止まっていた羚汰の体が今度は勢いよく突くように奥まで動く。

「...んあああっ！」

体を貫くような衝撃が走り回る。
必死に何かにしがみつこうにも、絨毯の上でなにもなく。
指が絨毯を引っ掻く。

まだ入ってきただけなのに、もうイってしまいそうで、必死でその波に抗う。

「ああ...稜のナカ、マジで気持ちよすぎ」

吐息を吐くようにそう羚汰が漏らし、稜の体を抱きしめるとゆっくりと体を動かし始める。

「やぁああっ、まだっ、あっ、あっ」

羚汰が大きくストロークを繰り返すと、稜の体がそれに合わせて大きく揺れる。

首すじを這っていた舌が、唇に到達する。
艶めかしく舌を交わしながらも、羚汰の勢いは増してゆく。

「...んっ、んはっ、...ああっ」

「可愛い...もっと、声聞かせて」

耳元を舐めまわしてそう囁く色っぽい声に、稜はもう頭がおかしくなりそうだ。

「あっ、りょうったぁああっ、...もっ、もうっ」

「ん、イイよ。イって？」

稜の体が羚汰の腕の中で何度か小さく痙攣を起こす。
それをより促すように、羚汰の腰が艶めかしく動きを早めた。

「ああっ！それ、だめっ。イっちゃ、やっ、やぁあああっ！」

大きく体を痙攣させ、稜の力が抜ける。

目の前が真っ白になって、気がつくと羚汰の顔が目の前にある。

「ふっ、稜のイった顔、ホントヤバイんだけど」

言い終える前に、荒い息を繰り返す互いの唇が重なり深く舌が絡まる。

「んふっ、...んっ」

角度を変えてまた羚汰が動き出す。